オタク

コミケ88二日目 東京ビックサイト

最近では「コミケ的な買い物」が年がら年じゅうビックサイトの外にも溢れていて、コミュニケーションの場という認識の無いぼっちオタクとしては、参加する理由が薄れつつある。けれども、やはりこの場の雰囲気を知ることは、オタク業界の様子を知る貴重な機…

オタク世紀末の萌えアニメ 〜「流され世代」の選ぶアニメとは〜

恐ろしや、恐ろしや。世界は移ろいゆくと言うけれども、本当に世界が変わってしまっている。 ここでは3年前くらいから「アニメブームが終わっている」とか「オタク期の終焉」とか語っていたけれども、今になってやっとそれが現実の数字となって出てきている…

今更のように言われる「オタクの融解」の虚しさ 〜オタクとは、本当は何で出来ていた?〜

年明け恒例の、愚にも付かない真っ暗なオタク談義ですよw。 どうやら世間では今更のように「オタクの融解」みたいな事が言われているらしい。そしてそれが「寂しい」とか。 なんか虚しいなあ。なんというか、それって全然別のところで別の感覚で言われてい…

過去10年間で記憶に残るアニメ作品系イベント12選

実はこのブログ、今度の正月で10年目になる。 だらだらと続けてきた日記ブログなので10年だからどうこう言うものでもないのだが、節目に何か書くかと思いたったのが、これ。考えてみればイベントを頻繁に巡り始めたのもこのブログを始めたのとそれほど変…

コミケ86 東京ビックサイト

この日は期せずして一日空いていたので、コミケに参加出来た。とは言え、最近は並ぶとかはしてないので、列が解消するころにゆるゆると到着。 本当ならば同人系の目的のところに先に行くつもりだったのだけれども、企業からの営業ツイートに押されて、つい先…

AKB襲撃事件雑感 〜アニメ至上主義者の価値観から見たオタク業界変動の気配〜

いけないね。今回のAKB襲撃事件はかなりイケナイ。アニメ業界界隈にも影響が出るかもしれないなあ。 なんだか最近、色々と象徴的な事が起きていて、アニオタとして心地よいこの界隈に何か大きな変化が生じそうな気がしてしょうがない。 なんでAKB襲撃…

ラブライブ!の成功に寄せて・・・

今度のライブ予習のためにμ'sのライブ映像とかみているのだけれども、改めて彼女たちの成功については深い感慨がこみ上げてくる。というのも、この成功は「μ'sの成功」だけではなくて、長い歴史のある「アイドル声優の成功」として、過去の積み重ねが集約し…

シャカイ系としてのファンタジーの復権

先日この日記で「ファンタジーは時代を写す鏡」みたいなことを書いたことから触発されて、昨今のファンタジー設定についていろいろ考えている。ちなみにのこの言葉は我が心の師、河合隼雄氏の受け売りなんだけれども。 実際に、最近流行っている作品のファン…

新春 今年のオタク業界についてだらだらと

明けましておめでとうございます。 今回も、暇に任せてオタク業界についてぐだぐだと、ノープランで書きなぐりたい。 年明け最初に気になった話題は、コミケの入場者数が昨年を下回ったらしいということ。まあこれは集計方法を変えたからとからしいけれども…

アイドルファンとアイドル声優ファンの差について

ヤフーニュースにこんな記事が出ていた。 アイドルファンと声優ファンはなぜ衝突? 溝を埋めるカギはあるのか http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131207-00010004-realsound-ent 個人的には正に今一番気にしている事だけれども、こんな記事が一般…

コミケ84三日目 東京ビッグサイト

この日は他にやることを済ませてから出発し、昨日より更に遅く1時過ぎに到着。ただ、お目当ては清水愛のトークショーがメイン。 ところが、これが整理券が無いと聞けないもので大誤算。顔をチラ見する程度。その真正面には一昨日とその前日も見ている金元寿…

コミケ84二日目 東京ビッグサイト

この日は12時頃に到着。さすがにこの時間ならすんなり入れる。 東と企業どちらにも買いたいものがあって、なんだかんだで沢山買い込んでしまう。昨日の内に企業ブースこなせていればよかったのにと、恨みがましくも思う。これからイベントに回るのになあw。

コミケ84初日 東京ビッグサイト

酷い暑さだ。それでもここを訪れてしまうというのは、やはり業だろう。 実際のところ、今年のコミケはアニメイベントが重なっていて、あまり自由に動けそうにない。睡眠時間削ってイベントに差しさわりが出るのも嫌だし。結果、雰囲気だけ見に行くつもりで参…

学園アニメにスクールカーストを描かないと、リアリティが無いと思われる時代

スクールカーストは昔も今も存在しているだろう。順位付けは人間社会に常に存在する。 アニメにおいても同様で、それを描く事はそれほど珍しい事ではない。ジャイアンとのび太は正にその典型みたいなものだろう。 しかし、ここ数年のアニメ、それもオタクア…

アイドルアニメにおける、大きなお友達の管理

少女向けアニメにおける「大きなお友達」の扱いは、結構微妙な問題だ。 本来、少女向けアニメは、そのとおり「少女のため」にある。しかし実際には、そのターゲットは少女だけでは無いこともあったりする。プリキュアの企画書にも「ターゲットには成人男性も…

オタク期の終焉

「宇宙戦艦ヤマト2199」を見ていて、感じたことがある。 「エヴァ」の頃から続いていた「オタク期」が、ここに来て、ついに終焉の時を迎えたということ。 本来、アニメは広く世間に受け入れられるために作られていたものだ。もちろん、子供向け、青年向け、…

これからは「ステ萌え」で行きたい 〜お願いだから、ほっといてw〜

GJ部はなぜここまで話題になったんだろうという話 http://blog.livedoor.jp/uritwi/archives/25445738.html この記事を読んで、衝撃を受けた。「あー、やはり話題になっちゃってたんだ」もう、なんというか、残念極まりない。 この記事は、二つの意味で間…

そして、オタクの自己肯定の道は続く 〜おたくからオタク、そして中二病に至る道〜

「俺修羅」を見ていて、とても関心させられた。中二病という存在が、女性にもてるカッコイイ存在ではないかと思えてくるあたり、とても素晴らしい物語展開であり構成だ。まあ、錯覚なんだけどw。 これを見ていて、「いつの世も、人は自己肯定の方法を見出そ…

もう、アーサー王は女性ということでいいよね

「アヴァロンの騎士」のCMを見て吹き出してしまった。 普通に納得しかけたけれども、実はアーサー王を演じているのが平野綾で、つまり女性なんだよね。 なのに、それがあまりに当たり前の事として描かれているから、もう何だか、アーサー王の女性説が世間…

オタク道とは、修羅の道と覚えたり

・・・先日のモモーイイベント感想が、思いの外メッセージ性の強い文になったので、折角ならばと抜き出してみる。最近「アニメブームが終っている、という感覚」という記事を書いて、その後「アニメブームの歴史を語る」というのも書いたのだけれども、整理…

はるこの秘密 ロフトプラスワン

桃井はるこのイベントは久しぶり。そういや、ツアーやっていたけれども、参加していなかった。だって、最近の彼女は声優活動が少なめで、どうしても優先順位が下がってしまうのだもの。 とはいえ、彼女のオタク知識人(?)としての評価は別。彼女の話を聞け…

アニメブームの歴史を語る

先日、「アニメブームが終っている、という感覚」という、かなり大上段に構えた記事を書いてしまったのだが、ついでなのでその背景的な事も語っておきたい。毒を食らわば皿まで的なw。 とは言え、実はこの「アニメブームの歴史」については、wikiに結構…

アニメブームが終っている、という感覚

どうも最近、その想いに取り付かれている。 アニメブームなど、一体いつ始まったものを指してるんだ?という指摘もあるかもしれないけれども、それは結構長くつづいていたものと認識していて、つまり、エヴァのヒットからこっち、アニメオタク業界が浮かれて…

コミケ82 2日目

初日よりもさらに遅い時刻に会場到着。もう、気合抜けまくり。 今日の目的は、田中公平のCDを買う事がメイン。事前に「握手は難しいです」とか、結構混雑してそうな情報が流れていたのだけれども、現場に到着してみたら、全然空いてた。先生も居て握手も全…

コミケ82 1日目

のんびり出発して、雰囲気を覗きに行く感覚で参加。 とはいえ、今年は企業ブースで資料集とか魅力的なグッズがあるので、少し気にしていたのだけれども・・・ あれ、買えないぞ?以前は、なにやら抱き枕とかならばすぐに無くなるけど、資料集とかファンジン…

アニメにおけるマッチョ系の復活

今年の夏アニメの傾向で少し興味深いのが「マッチョ系主人公」が結構あるという事。 マッチョ系とは、言わば筋肉に代表されるような男の能力を駆使して、女とか世界とかを獲得する事に意欲的な存在とその物語。女を脇に抱えて冒険を繰り広げる、昔のヒロイッ…

巨星の不在とステマ忌避の重たい空気

なんだか、最近アニオタ業界が不景気なような気がする。というか、雰囲気が悪い。 今まで、どんなに不作なシーズンだと嘆かれるような時期があっても、曲がりなりにも売れている作品が、一つや二つ継続していたものだ。しかし、「けいおん」という巨星も沈み…

2011年オタク界所感

毎年、前年のオタク文化について、自分の観点で思いついたことを書いているので、今年も少しだけ語っておこう。 このところ、年々感じている事だが、「オタク界が住み辛くなっていくなあ」と思っていたりする。 以前のオタク文化は、どう頑張っても少数文化…

コミケの基礎知識 3日間の配分

冬も3日間やるようになったので、3日間の配分が統一されて、イメージが定着しているだろう。 初日・・・腐女子&企業ブースのスタートダッシュ 同人スペースでは、主に腐女子系が展開。最近では個々の趣味のマニア系も進出。参加者の多くが企業ブースの限定…

アニメの虚神 押井守

先日の日記については、まったく、くだらない事を書いたものだ。押井守が絡むと頭の中で論を展開してしまい、色々と書きたくなってしまう。押井守の作品に触れたことからオタクとして物を書く快楽を知ったので、何処かスイッチが入ってしまうのだろう。 もの…