宮沢賢治「黄いろのトマト」解説

「入れ子構造」の演出的効果 掌編ながら複雑な構成の物語である。 キュステという架空の著者が設定されていて、そのキュステの子供時代のエピソードとされている。さらにそのエピソードは、博物館の剥製の蜂雀(これも架空の鳥)が語った物語がメイン。「物…

ネギま!ULTIMATE GUIDE BOOK THE BIBLE

売っていたので、即買ってパラパラ読んでみる。 ネギまは何回も読み返しているけれども、こういう整理された形で振り返ってみると、色々と考えさせられるところが有る。 特に心に残ったのが、インタビューにおける赤松健の言葉。「麻帆良祭編までは美少女ラ…

紫色のクオリア

読んだ。面白かった。 内容は概ね前半と後半に分かれていて、その両方で興味深い題材を取り上げ、上手くラノベに昇華している。 前半の題材は「クオリア」。 鞠井ゆかりは、ニンゲンがロボットに見える。 この事から、「クオリア」(=感覚質)という概念を…

ストライクウィッチーズ オフィシャルファンブック

外に出る事が出来ず、楽しみにしていた本をアマゾンで手に入れてしまった。なんか、通販で本買うのって抵抗があるんだよなあ。ちゃんと、本屋で買わないと、手に入れた気がしない感じで。けれども、そんなこと言ってると店頭から消えそうなので、仕方ないか…

氷室冴子死去

作家の氷室冴子さん死去(時事通信) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000183-jij-soci これは・・・、やめて欲しい。嘘だと言って。 精神的支柱の一つが折れたような感覚だ。 少女小説に深く傾倒したわけでもないので、全作読破などのファン…

月刊アニメージュ4月号が「true tears」特集号なこと

暫くぶりでアニメージュを買った。ついふらっと、シャナのドラマCD目当てで。特別価格650円は高いなとか思いつつ。 で、驚く。これって「true tears」の特集号じゃないか。 「物語と情熱とその街の空気」と題して、「true tears」とP.…

月刊ウンディーネvol.4 アリス・キャロル特集号

月刊ウンディーネ4 アリス・キャロル特集号 ([特装版コミック])作者: 天野こずえ出版社/メーカー: マッグガーデン発売日: 2008/03/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 134回この商品を含むブログ (61件) を見るどうやら、もう出回っているらしいという情…

電撃G's magazine 2008.4

べびプリの為に毎月買ってしまう自分が居るw。 今回の記事の中で、一番の衝撃はヒカルのセリフだろう。 ヒカル「同じクラスになっちゃうかもしれないんだぞ?」 同学年宣言きた! これはつまり、ヒカルと主人公は双子という事? いや、ぎりぎり年子という事…

マップス小説本発刊記念 10大作家! 寄せ書き「色紙」プレゼント!

id:SHIGEMA:20080211「重馬敬、月下の一群」より マップス小説本の発刊を記念して、参加している10人のクリエータさんに寄せ書きを書いていただきました。 この色紙を、3名の読者の方にプレゼントいたします! サインは、長谷川裕一さん、笹本祐一さん、古…

処女はお姉さまに恋してる 櫻の園のエトワール

本屋にて発見。今まで存在自体知らなかった(^^;)。まさか、この作品が文庫化されているとは思わなかった。 そして読む。至福の一時(^^)。 同人誌版では2編だけであったものがかなり膨らましてあり、読み応えも充分。ぶっちゃけ、同人誌版部分より追…

皇国の守護者

今更ながら、以前から気にしていたこれを読み始める。 面白い。 そして、我慢堪らず漫画版も買い揃えて、先に読んでしまう。 やはり面白い。 「総員 大隊長殿を救え!」 震える。やはり、戦記モノは負け戦に限る。基本的に戦記モノはあまり好きじゃないけれ…

「Fate/Zero」という作品 〜死を巡る二つの才能の輪舞〜

いやあ、面白かった。とにもかくにも、スカッとした。これほど読了感が清々しい作品は珍しい。最後には「全ての絶望」を描いているというのに、それがこれほどまでに気持ちよく読めるのは、やはり必要な事以外すべてそぎ落とされた、素晴らしい文章だからだ…

「魔法少女リリカルなのはStrikerSクロニクル」を読んで思うこと

この本はコミケで手に入れてきたものの一つ。今回のコミケのなのはブースはそれなりに盛況だったようだが、それはもしかしたら「ダフ屋盛況」的なものだったのかもしれない、とか邪推したりもする。限定品がなくなると即座に列がはけ、単なる先行発売のこの…

「まなびストレート! DIRECTORS' WORKS」を読んでテキトーな事をのたまう

http://www.style.fm/as/02_topics/top_071203a.shtml 先日のアニメスタイルイベントで手に入れたもの。 さすが、アニメスタイルの作った冊子で、アニメマニアが欲しがる情報「だけ」が載っている、とても嬉しい作り。その分、アニメ本編のカラー映像とかは…

月刊アニメディア2007年10月号の付録「大アニメ道場」に驚く

なのはの表紙で条件反射的に買ったのだが、実際の所なのはの記事はどうでもよくw、今頃中身を確認。 ところが、付録が妙に分厚い。また、どうしようもないパロディ本とかが付いているのかと思ったら・・・ なんと、月刊アニメディアで一番骨太な記事「アニ…

キャラメル vol.1

キャラに特化した雑誌というのは分かるが、どことなく意図不明な内容。ビジュアルに凝りたいのか、テキストで攻めるのか、データ重視なのか。濃くも薄くも無く、時流に乗っているのに、妙な拘りもある。ほんと、つかめない雑誌だ。 Fateの特集がかなりし…

アニメディア 2007.4

成長したなのはの水着姿ピンナップが。 付録のスクールカレンダーにはフェイトの姿も・・・ 成熟した女性として色気もたっぷり。 ・・・何故か涙が(T_T) なんだか、成長した我が娘に涙する父親の気持ちが分かったような気がする。(w)アニメディア 200…

人の物語から場所の物語へ 〜アニメディア2007.3〜

やはり一番最初に見るのは「なのは」の記事。今回も、都築真紀のコメントが入っていたりして、なかなか興味深い。 というか、26話である事がわかってから、ワクワクが止まらない。「機動六課」が「地方公務員の一部署のような・・・」って、つまり「特車二…

はやて、その出世の意味 〜メガミマガジン2007.3〜

なのはSSも、やっと本格的な紹介時期に入ってきたようだ。薄さが信条のメガミマガジンにしてかなりのページを割いている。幾つかの新たな情報も出ているが、一番興味深いのが、はやてが二等陸佐になっていること。すげー出世だ。マンガと併せて見ると、彼…

気になる存在エリオ〜アニメディア2007.2〜

その人気にもかかわらず、アニメ誌では結構冷遇されている「リリカルなのは」の記事が2ページ見開きで紹介されている。それもメガミマガジンより早い情報なんて…。さすがは学研。(^^) 新キャラの情報を結構詳しく紹介。 ピンクの女の子の名前はキャロ・…

スターチャイルドカタログ「GALLERY OF STARCHILD 2006」

今回のスタチャブースはほとんどが先行販売品だったので、売れ行きはそれほどでもなく、「ネギま!?Magical X’mas CD」なども結構遅くまで売れ残っていたようだ。けれども3000円以上買うと付いてくるカタログ「GALLERY OF STARC…

「リリカルパーティーⅢ」を妄想する 〜メガミマガジン2007.2〜

買って帰る。 コミケでもらったチラシによると「リリカルパーティーⅢ」が開かれるとか、アニカンによると物語は前作の10年後だとか、ネットで事前に知ってはいたものの、興味はもう「なのは」一色。つくづく展開が上手いなあ。 「リリカルパーティーⅢ」は…

週間少年マガジン 2・3号

ネギま!にはまってから毎回買っているマガジンだが、当然ネギまが載っていない時は買ってない。ただ、今週はネギプリ6発表らしいので買ってみた。なぜ本作休載時に発表するんだろう。案外ネギまファン掬い上げ策とか。実際の所、ネギま休載のマガジン販売部…

声優グランプリ 2007.1

メガネコスプレというコンセプトのマニアックコーナー「LOVE・MEGANE」に、清水愛が満を持して登場。 彼女のメガネ好きはテレビで公開されたほどであり、このコーナーに呼ばれるのはごく自然の流れといえるだろう。 それにしても、そのコスプレが…

マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵

一体何冊目になるのだろうか。気がついてみれば、かなりのロングシリーズになっている。(25巻目?) ここの所貯めていて、読んでいなかった既刊本をまとめて4冊読む。 当初読んだ時は、がさつ者の男としては、その「お嬢さま密度」の濃さに読み進めるの…

魔法先生ネギま!の秘密!?

最近買いもらしていたネギま関係の書籍という事で、「DSゲーム攻略ガイド」「ネギパ!4巻」と併せて購入。 一読、内容薄! この手の本の内容の薄さは承知していたので驚きはしないが、やはり落胆は否めない。 研究本に求めるものは、取材時間を取れる立場…

雑誌購入

何故だか、アニメージュ、アニメディア、Newtypeのアニメ誌三誌全部を久し振りに買ってしまった。 メージュは「なのは」の記事が表紙で確認出来たからだが、内容は極端に薄め。「5分で分かる」ではなく「一晩語り尽くす」とかで書いて欲しいところ。(無理…

魔法少女リリカルなのはビジュアルコレクション―メガミマガジンスペシャルセレクション

魔法少女リリカルなのはビジュアルコレクション―メガミマガジンスペシャルセレクション ([玩具])出版社/メーカー: 学研発売日: 2006/11メディア: 大型本 クリック: 2回この商品を含むブログ (26件) を見るはふー、いいね、これ。 もう一冊買おうかな?(…ば…

魔法少女リリカルなのはビジュアルコレクション―メガミマガジンスペシャルセレクション

「魔法少女リリカルなのはビジュアルコレクション」発売日のお知らせ 「魔法少女リリカルなのはビジュアルコレクション」ですが、これまでお知らせしてまいりました10月31日発売というのは、こちら(出版社)側の表現で、取次(本の問屋さん)に納入する…

Megami MAGAZINE 2006年 12月号

Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2006年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 学習研究社発売日: 2006/10/30メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (15件) を見るネギまピンナップポスターとなのはcomicsでもはやマストアイテムとなっている…