魔法先生ネギま! 140時間目 ネギ救出マル秘大作戦!!

急展開を見せた後は疾走感が命。この後はネギチームの連戦が見物になるのだろう。
ただし、アクションに偏る分、それほど重要な情報は増えない。
今回、増えた情報は主に刀子さんの事。それほど重要な位置にいるキャラとは思えないのだが、その実態が彼女の愚痴として赤裸々に告白されたり。そんな事愚痴られても・・・w。
この対魔法先生戦は、ある意味様子見。刀子の暴走があるから面白く見られるが、実際には両者とも相手に遠慮した戦いになっている。
刀子はわざと鞘を付けたまま切り付け、夕凪を鞘に食い込ませて刹那から奪っている。その刹那が隙を見せた時もパッチン先生の捕縛呪文圏に放り投げただけ。対する刹那も激情にかられる恩師を気遣い、まるで本気を出していないようだ。パッチン先生の目的も捕縛呪文をかける事で、楓は技を繰り出す暇さえなかった。この両者の戦い、刹那達は逃げることだけが目的だとすれば、刹那達に軍配が上がることになるだろう。また、本気で戦ったとしても、アルやエヴァ相手にあそこまで戦った刹那・楓が負けるようには思えない。
この戦いの隙をついて他のメンバーは逃走。既にパルの技の有用性が描かれている。
この残存パーティーにおいて注目すべきはくー老師。夕映の指摘にもあるとおり、最大戦力の二人がいない。こういった状況下で必要なのは、戦闘時における思考方法。実はこのパーティーで唯一それを持っているのがくーだったりする。逃走時においてはしんがりを務め、体力の無いものを庇い、敵の来襲の気配を常に探っている。親友の姦計に苦しむ仲間たちの手前でしゃばった事はしないが、影で盾になろうとする姿勢にはむちゃくちゃ萌える、否、燃える。くーカッコイイなあ。
連戦の第二ラウンドは対魔法生徒戦。これは対魔法戦のスペシャリスト明日菜の力があれば一撃だろう。彼女は既に純粋な戦闘力としてもくー老師をしのぐほどに成長しているかもしれない。
それでも今だ出口の見えない危機的状況にいるのには変わりは無い。次回以降、いかに早い展開を見せてくれるかがポイントのように思う。