魔法先生ネギま!141時間目 裸の付き合いで快進撃

バトルとお色気のサービス回。
なかなか物語がすすまないのがもどかしいが、新しい情報は着実に出ている。魔法生徒の名前が「ナツメグ」だとか、メイのアーティファクト名だとか。
一番大きな情報は、ネギのつかまっている場所だろう。どうやら魔法使い日本本部らしい。そこは学内ではないのだろうか。前回の刀子の説明とあわせると、そここそが関西呪術協会の対抗組織本部という事になるのだろう。そして、それは異界にある魔法使い本国の出先機関でもある。この世界に潜んでいる対立構造が徐々に明らかになってきているようだ。
魔法生徒戦はあらかたの予想どおり、反則気味な明日菜の能力により勝利。明日菜は、ハリセン形態と刀形態を状況に応じて使い分ける事が出来るようになっている。前に「調子が良い時は刀になる」と言っていたが、実際は本能的に適した形態を選んでいるのだろう。(地下水路での戦いは空間の狭さでハリセンを選んでいたのかも)
しかし、彼女にも弱点がある。放出系魔法は完全にキャンセル出来ても、実体化したものを消すのはどうだろう。剣を振って消す事が出来ても、影に掴まれれば消す事は出来なかったはず。
そんな弱点をサポートするのがくー。明日菜と目と目で語り合っている。京都では共に戦った事があり、武道会でも互いの戦いを見ている。同じバカレンジャーであるという以外、案外接点の無い二人だが(実は保護者としてネギを取り合うライバルとして結構深刻かも)、一度タッグを組めばそのバランスは最高。明日菜の戦闘パートナーとしては第一に刹那がいるが、彼女は単独でも充分強い。その点、くーは対魔法戦については無防備であり、明日菜とは上手い具合に補い合う事が出来る。明日菜は刀で相手攻撃力(魔法)を削ぐ。くーはその明日菜の行動を確保すると共に、相手の懐に飛び込んでトドメをさす。対魔法使いの近接戦闘では最強と言って良いだろう。
その他のメンバーとしては、やはり夕映が良い。場数を踏んでいるくーと明日菜に続いて、即座に戦闘態勢を取る夕映。彼女もそれなりに修羅場を潜り抜けてきている事もあるだろう。ただ、今は実力が伴わない。優秀な魔法生徒二人の攻撃に対して練習用の杖を構える姿はなんとも健気だ。いつか彼女にも大いなる力を持たせてあげたいものだ。
それから、学園祭最終日の事件について、少しづつ明らかなってきている。最後の最後、超は高畑と戦う場面があるようだ。そして、やはりネギの目標はまず過去に戻る事に絞られそうだ。過去の修正には、過去にどのような出来事があったかを知る事が大きな力になる。今回の高畑の戦いの場面も、もしかしたら後の作戦の重要な情報になるかもしれない。