魔法先生ネギま! 218時間目 おっぱい危機一髪!!

なんて恥ずかしいサブタイトルだ・・・。
今回は、かなり暴力的でエロエロな回と言う事が出来るだろう。この「エロ」については、このサブタイトルの他にも、おっぱい魔人を設定する事によって、逆にギャグの範囲内に押さえ込もうとしているが、実質収まっているとは思えない。だって、戦闘は殺し合いだし、相手は人を物と扱うやくざ者だから。
「初恋で三角関係でドキドキ」とかやってただけなのに、「その相手の男の子の里帰りに付き合ったらこのざま」とか考えると、やっぱバランス崩れているようにも思う。そりゃ男の欲望の視点からすると、「ちょっと恋してくれた女の子がここまで凄い事やってくれちゃうんです」という、正にうはうはな展開なのだけれども、なんだか猛烈にうしろめたい。引っ掛けた中学生に貢がせて、最後にはエンコー強制している、とかな感じだろうか。こんな行き過ぎと思えるエロ描写は、魔法世界編になってから強く感じ始めていることだ。
しかし、まあ、この辺りの気持ち悪さについては「諦めた」。結局、女の子に対する男の勝手な幻想に似て、この手の「作品の方向性」が正しいか間違っているかは、作品自身が、つまりは作者が、ひいては読者全体が決める事。私は違和感を感じているが、「これくらい当たり前」「もっとやれ」という読者が多く居れば、それが作品の方向性になるべきだろう。まあ、エロその物は嫌いでは無いし。(むしろ本来好きw)どうしても駄目と思わなければ、付き合うことが出来る。
けど、如何にネギが、怒りをこめて相手を叩きのめしたとしても、到底払い切れない「心の負債」をのどか達に負っていることになるのだよなあ。どんなに心が誠実だとしても、事実が起こっている以上「最低男」としての末路しか考えられなくなってくる。
ネギ君・・・、このままでは、キミは死ぬぞ。

  • トレジャーハンターチームの戦闘

想像していたより善戦している。やはり普段からそれなりの戦闘経験があるのだろう。
リンはおそらく格闘系で、チーム一の戦闘力の持ち主なのだろう。戦闘力の高そうなデカ鼻と1on1で対決している。結局敵わないが。以前提示されていたチーム内の恋愛感情が戦況を変えていくのは、実にネギま的だ。仲間を捕らえられて無謀な戦闘に転じ、自滅してしまう。

  • 傭兵結社

この賞金稼ぎ部門第17部隊のメンバーは4人らしい。
隊長のチコ☆タンはスキンヘッドの巨漢。能力不明。前回の超長距離魔法の矢が彼の物と推測される。自分の名前にコンプレックスがあり、行動は冷酷非情だが、思いの外情を感じさせる部分もある。
モルボルグラン。魔界の出身らしい。「魔界」という言葉がネギまに出たのは、もしかして初めて?骨だし、腕が6本あるし、明らかに魔族的な姿をしている。悪魔と魔族の違いがあるのかなど、気になる存在だ。性格は見た目と違いかなり卑屈。
パイオ・ツゥ、おっぱい魔人。内心でおっぱい収集に情念を燃やす。収集してどうするのかは不明。姿も不明。砂蟲を操る魔獣使いらしい。戦闘魔法の心得もあるみたい。
×××。読み不明。爬虫類人のようで、体格が良く格闘系らしい。内心クニの母ちゃんの事を思い、囚われののどかに声を掛けるなど、人情家のようだ。

  • 白き翼

どうやら、明日菜や楓が派手に動いていた為に、彼女達の賞金が鰻登りだったらしい。チコ☆タンが白き翼の名を知っていたのも、戦っている過程で明日菜辺りがつい名乗りを上げてしまったのかもしれない。ともあれ、白き翼は、魔法世界では連続ゲートポート爆破テロ容疑者グループとして、しっかりと認知されてしまっているようだ。少なくとも、チーム・チコ☆タンと「完全なる世界」に、繋がりは無いようだ。

  • のどかの健闘

「ダメだよ私 あきらめるな」
なんて、健気な。普段の彼女なら決して使わない命令口調を自分に対して使い、闘志を搾り出している。このような状況下に陥っても、決して他を責めたりせず、自暴自棄にもならず、自分のせいで巻き込まれたトレジャーハンターチームのメンバーの事を思い、最後まで諦めないで行動している。到底、元男性恐怖症で、本の世界に埋没していた女の子のとれる行動ではない。クラスで最初にネギに恋し、小さな冒険を繰り返し、その過程でほんの少しずつ成長してきた成果として、今回の彼女の行動があるのだろう。
いや、ネギのクラスの最初の対外戦である、あのドッヂボール戦(6時間目)の時も、反撃ののろしをあげる行動に出たのはのどかだった。そして、最初の本格的な戦闘であるコタロー戦(41時間目)の時も。のどかの心の中には、最初から「強い精神」が宿っており、それを活用すべき場所を求めていたのかもしれない。だからこそ、ネギという強い目的を持つ少年に惹かれたとも考えられる。
ネギに恋し、それが為にネギの危機に巻き込まれ、とんでもなく酷い状況に陥っているが、それはもしかしたら彼女が内心求めていた事の結果であり、彼女にとっては納得ずくなのだろう。
しかし、だからこそ、この様な絶望的な状況に陥った時にも、それを当たり前のように受け入れている彼女の態度には、胸を打たれる。
もっと平和な冒険をしようよ・・・。

  • 死神の目

名前を知る事のできるアーティファクト「鬼神の童謡」は、相手の顔を見ることが一つの条件らしい。相手に名前を聞くのも条件かも。(嘘を言ったり無回答でも見抜く)それに、名前のスペルを指で宙に書く動作が生じてしまうようでもあり、それなりの制約がありそうだ。

  • 最強チーム登場

刹那、楓がネギよりも先に登場したのは、事前に果たし状を送られていたかららしい。この戦闘の行われている場所(オスティア西50キロ)からすると、ネギが朝の修行をしていた時、既に果たし状を受け取っていて、ネギに黙って出ていたという事だろう。自分達が派手に動いて、賞金を吊り上げてしまった事を負い目に感じていたりしてw。まあ、ネギにしても、助けに行くのに明日菜達の事を考えもしなかったのだから、どっちもどっちだが。(召喚で呼び寄せるつもりだったのかもしれないけど。)
刹那・楓が引っかかったのは対軍用魔法地雷。周囲100m電撃の嵐とかで、一個中隊程度を殲滅させるくらいの威力があるのだろう。電撃ならば魔法耐性を付けている達人ならば死ぬまでは行かないと推測し、しかし絶対に対処できない万全の生け捕り策だったらしい。
しかし、この様な状況になるほどめっぽう強いレアスキルの持ち主、明日菜が登場。これで今までの経験で戦闘力も上がっていたら、正に「歩く反則技」だ。

「黒い咆哮」とかを思い出してしまったw。エヴァが「影技」とか。
さて、次回は明日菜とネギ、どちらが活躍するのやら。