先行上映イベント「のんのんびより りぴーと−みんなに会いにきたのん−」 日比谷公会堂

ついに来たのんのんびより復活の日。以前のにゃんぱす祭りにおける感動的な新シリーズ発表の時から随分経った気がする。いや、これはのんのんびよりなのだからこちらものんびり待つべきだろうし、実際に気長に待つつもりでいたので、存外早かったという気持ちもあるのだが。
前回祭の登壇者とおなじキャストが揃い、当たり前の様に依然と同じ雰囲気でトークが始まると、それだけでなんだか嬉しい。
このイベントは上映会イベントとの事だったが、上映の他にトークだけでは無く、前回と同じようにマンガ絵への生アテレコがあった。今まで一番ガチャガチャしていたりえしょんがアテレコが始まった途端、一番お淑やかになって会場がどよめくというのも依然と同じw。
りぴーと1話についても、これまた前シリーズと全く雰囲気の変わらない作りで、嬉しく成ってしまう。決して大きなイベントではないのだけれども、満足度はとても高い内容だった。

「ユリ熊嵐」Blu-ray&DVD第1巻発売記念イベント〜あなたのスキは本物?ユリ裁判を始めます!!〜 日比谷公会堂

ユリ熊嵐は「究極的な物語」だ。鬼才幾原監督が今までに作り続けた魂の救済をテーマにした作品群の延長線上にあり、今までの作品にあった「現実との葛藤」などという「表面上の問題」を最初から拭い去った、恐らくは純粋に監督の描きたかったテーマそのもので形作られている。魂の真実を追求する果ての物語として、これ以上に純粋で美しい物語は他に無い。正に「真実の物語」、「究極の物語」だと思っている。
そのイベントは、そのユリ熊嵐の聖地の一つ日比谷公会堂で行われた。これが実現するだけでも、なんだか運命性を感るほどに嬉しい。
そして、時は正に、世間では日本が戦争に積極的に参加するかという安保法制変更に大きく揺れている時期の日曜日。ここ国会周辺の日比谷公会堂嵐が丘学園の聖地である日比谷図書館の前では、デモ隊が現れて賛成派と反対派がぶつかり合ってヤジが飛び交うという騒然とした空気。
世間にはこんなにも矛盾や理不尽が溢れている。正に、そういった「醜いもの」から逃れて、心の純粋さをのみを追求する物語である「ユリ熊嵐」のイベントが、そういった騒乱の渦中で、まるでシェルターの中に隠れるかのように開かれているという現実が、実にシュールであり、また一つの真実を表しているかのようでもあった。このイベント自体が一つの伝説的なモノの様にも感じる。
イベント内容は、劇中でも特別な精神世界として描かれているユリ裁判の舞台、断罪のコートを模したステージとなっていて、裁判長であるライフセクシー諏訪部順一によって進められる。トークにシャッフルアテレコにユリ大喜利とか。裁判長の独断でギルティ―ポイントが配られて、有罪になった人には罰ゲームみたいな。
ユリ熊嵐という作品自体がとても中性的な作品だが、やはり諏訪部順一を筆頭にした男性声優ファンの女性が多く、また主役の三人娘と、そしてやはりアイドル的な人気ではピカイチの小倉唯の存在によって男性ファンも拮抗しているという実に混沌とした雰囲気。基本的にイベント慣れてしている諏訪部順一が女性ファンの受けの良い方向に持っていっている感じだったかもしれない。それがセクシーw。
他にもイクニ監督が登場して三人娘と共に最終回のオーディオコメンタリーの収録が行われて裏話も聴けたりして、監督のこの作品に対する熱い想いが伝わってくる。
そして最後にはライブも。この作品で見出されたボンジュール鈴木も登場し、また、恐らくはもう他では聞けないであろう三人娘による生歌も。イクニの作品は作家性が強い分メディアミックス展開が地味目になるので、この生歌などは本当に貴重。
個人的な事を書き留めておくと、実は最前チケを引き当てていたので気分的に大いに舞い上がって居た。ヌイグルマーとして「持っていかざるを得なかった」銀子の等身大ぬいぐるみを抱えて機動隊の厳戒態勢の中、聖地の写真撮影にいそしむなどかなり痛い行動していたりw。とは言え目の前の唯ちゃんに蕩けたりと最高に楽しんだよ。

  • ユリ熊嵐』のユリ裁判がリアルに開廷! 「『ユリ熊嵐』〜あなたのスキは本物!?ユリ裁判を始めます!!〜」レポート

http://www.animate.tv/news/details.php?id=1435308498

ユリ熊嵐 公式完全ガイドブック

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