魔法先生ネギま! 199時間目 亜子のドキドキ診察室

うわー、一秒も進んでないよ〜〜!!(^^;)
先回の終わり=ネギがカゲタロウに当てる一瞬前
今回の終わり=当てたと同時に右手が飛んで、即座に左手入れるところ
この間1秒も経ってないだろう。先週は休刊だし来週も休刊、そしてその次は休載。5週で1秒しか進まないって、なんて進みが遅いんだ。これだからバトル漫画は・・・、あ、いやいや。
とは言え、実際にはその幕間にその後の状況も描かれてはいるのだが。
ネギが負った重傷は、右腕一本。ちょん切られたがすぐにくっついたらしい。これって、年齢詐称薬は一体どうなっているのだろう。さすがに長時間の変装という事で、肉体的な成長も伴う「特製」という事なのだろうか。もしそうなら、格闘技を使うネギにとって、得がたいリーチを獲得する薬として、今後戦闘が予想される状況では「常に」必要とされる薬になってしまうのではないだろうか。
唯一人ナギの正体を知らない亜子は振り回されっぱなし。今までの亜子にとってのナギは「一寸した親切をしてくれる好青年」でしかなかったはず。しかし今回の出来事で、「自分を犠牲にしてまで尽くしてくれる恩人」になってしまった。亜子の心境も、「憧れの要素の強い恋心」程度であったものが、そのままではすまなくなってしまっているだろう。「献身」という「愛」を受けた以上、それに対して「愛」を返したいと思うのも自然な流れだ。ぽろぽろと涙を流す亜子は、完全にナギ=ネギに心を掴まれてしまっているだろう。そして、まき絵からの言葉でナギ=ネギのイメージを重ねる事が出来た彼女は、その「真実」を知った時どう感じるのか。より強い想いを、子供であるネギに対して向けるようになったとしても、まったく不思議ではない状況が作られたといえる。
以前から提唱しているのだが(w)、「押し倒し股開きをしたクラスメイトはパクティオーする」というジンクスが、今回の亜子にも現れている。ついに亜子もパクティオーか?
(注:このジンクスは、かなりの確率を誇っているものの、例外も存在するので、絶対では無いw)
ネギの次のステージに向かう力は、あくまで「精神性」の中で描かれる事になるようだ。ただこれは、単に戦闘における力を強くする為の方法論であり、その獲得したという思いはとても脆いような気がする。もちろん「これも必要」なのだろうが「これだけではない」というフォローがないと、ネギはどんどん異質な物になって行きそうにも思う。「強くなった」と確信しているネギに、再会した時の明日菜が、思い切りドツク姿をいまから想像できそうだ。
そのネギの思考の異質さは、今のこの状況を作り出した彼の考え方にも現れている。出来る事であるならば、自分に危険が及ぶのに一切躊躇しない、という思考。ネギは、その思考が「明日菜に怒られる」と気付くくらいには成長しているが、「なぜ怒られるのか」は分かっていない。この、自己保存本能が無い、というネギの異常性こそが、今後のネギの最も重要な物語になるのだろう。