魔法先生ネギま! 347時間目 大好きが止まらない!!

うーん、千雨はすり抜けてしまったかなあ。このまま安定の感じかも。残念。
という事で、どうやらネギの本命談義はまだ継続していくみたい。というか、これが体育祭の〆ネタという事になるのだろう。
で、やはりもっと真剣に検討しなければならないという事なのだけれども・・・、うーん。
まず、ネギが女性を意識したのは何時か。それはきっと、麻帆良学園に来てからだろう。それまではネカネとアーニャとかが身近な女性としていたけれども、どちらも肉親の情とか友情くらいしか感じていないのではないか。
で、ネギが女性に対して意識している様子が描かれているのは、実は明日菜が最初。というか、ネギが「自分自身から」女性を意識しているのが描かれているのは、実は明日菜だけでは無いかと思われる。
そういう意味では、もしかしたら、ネギの初恋は明日菜の可能性すらあるかもしれない。なので、ネギの大本命として、明日菜が最有力候補なのは間違いない。
しかし、実はネギ自身は明日菜に対して「失恋」の想いも感じているかもしれない。
それは、221時間目。明日菜が実は父ナギが守った少女であることを知り、いわば自分の義理の姉と同じ存在と認識したかもしれない描写がある。この時、ネギは明日菜を自分の本当の姉と認識して、まだ仄かなものであった恋愛感情を吹っ切った可能性がある。つまり「失恋」だ。
なので、もしそれが事実ならば、明日菜は本命候補から脱落しているかも知れないわけだ。
では、他に誰かという事になるのだけれども、そのためには、ネギの性格を分析してみる必要があるだろう。つまりネギの「恋愛観」を考えてみる。
上の経緯だけがネギの恋愛経験の道筋だとすると、何がわかるか。それは、明日菜以外に自分から女性に惚れた経験がない。そしてその仄かな恋心も形になる前に無くなったのだから、恋愛に対して能動的に考えた事すらない。
しかし、麻帆良学園に来てからのネギの周りでは、恋愛騒動が立て続けに起きている。それはつまり、女性からの告白を複数回受けているというものだ。
となると、ネギにとっての恋愛とは何か。それは「受身」であるものと考えているかもしれない。そしてそれは、ネギのように真面目な性格だとすると、相手の気持ちが強ければ強いほど、「受け止めてあげるべき」=「いや、受け止めてあげたい」と考えるものなのかもしれない。
そうなると、ネギの恋愛相手として、もっとも強く浮かんでくるのは、ネギに最初に告白し、その後、唯一パクティオー無しで抜き打ちキスをした、のど・・・
いやいや、それはダメ。彼女がもし本命だとすると、彼女の親友である存在が、とてつもなく悲しむことになる。それだけは、絶対に許せない。ならば、その親友とやらが選ばれるかというと、それでも両者が悲しむ事になるし、つまりは「トロトロ」。それはやめて欲しい。
もう少し合理的で、だれもが平和になるような決着相手が、他にいないものか。千雨に期待していたんだけれどもなあ。彼女ならば、自分の本心に反する問題先送りの決着を付けれたかもしれないのだが。
段々怖くなってきた。
夕映ガンバレ。