魔法先生ネギま! 350時間目 果てのない旅路へ

時間、飛んだね・・・。うん、飛んだ。
時間が5ヶ月過ぎ去ってしまって、もう卒業式1週間前だとか。
以前から、こうなる事に対する恐れは抱き続けてきたけれども、実際にこうなってみると妙に冷静になれる。
それはあまりのショックで感情が抑えられているという意味ではなくて、ここに至るまでに既に様々な「終りへの伏線」が張られてきたにも係わらず、それらを飛び越えてしまっていることから、どう考えてもこれが「このまま終らない伏線」になっているから。ネギまに限って「僕たちの戦いはこれからだ」にはならないでしょう。
つまり、最後の戦いは描かれてないし、それは卒業式後の世界に舞台を移して描かれるかも知れない。また、当然超も出てきて時間も戻せるから、そうなると、懐かしむ5ヶ月間をやり直すかもしれない。卒業式1週間前という時期になったにも係わらず、すぐに終わる事は無さそうだし、「いつ終るのかも判らないよね」と思っている。
もうこうなったら、とことん描ききって欲しいものだ。
それにしても、明日菜といいんちょだよなあ。
その前に明日菜が高畑をやりこめるシーンがあるけれども、明日菜は本当は以前と相当変わっている。つまり、過去の記憶を思い出して、その罪すらも背負っている。
それでもなお、明日菜の性格は以前と変わっていない。この「神楽坂明日菜」という性格はいいんちょが作ったんだよなあ、と思うと、もう居た堪れないくらいの感情が込み上げてくる。

明日菜の命と人生を与えたのはナギかもしれないけれども、「心」を与えたのはいいんちょだよね。その献身と絆はとても尊いものだと思う。
あと、夕映。
彼女は自分ひとりで頑張ってしまうから、気がつくと一番貧乏くじを引いている所がある。魔法世界から戻ってからこっち、ずっとそんなだった。こんなネギと心を通じ合うシーンがあって、本当によかった。