魔法先生ネギま! 353時間目 進め未来へ

おいおい、3話どころか、1話で終らせちゃったよ(^^;)。これって、どう考えても最終回でしょ。めんどくさいから、畳める所から終らせてしまって、後に残った諸問題は個別にやっつけるという手法か。さすがというか、呆れるというか・・・。
SFを持ち出して、がっぷり四つに組むのかと思えば、一瞬で片付ける。そりゃね、そうなんだよ。この方法はあるのだけれども、色々問題になってたじゃないの、これについては。つまり、ネギが「活躍する事で」超の居る不幸な未来になるのでは無いか、とかね。
けれども、そういった部分は「違うよ」の一つで終らせてしまった(^^;)。現実的な制約をつけることで、SF的にシリアスに面白くも出来るのだけれども、ネギまに求められているのはそれではないとばかりに、違う設定にしている。
えーと、ネギは麻帆良祭のとき、超の計画を止めたよね。つまり、それは超の歴史改変を止めたのではないかと思われていた。けれども「それは違う」ということだ。まあ、そんなんだよね。少なくともネギとその仲間は、本来の歴史とは違う世界を見てきている。それだけで、その知識を持ったファクターが歴史を曲げてしまうはず。そして実際、その後のネギのやった魔法世界救済、つまり火星テラフォーミングは、全世界に影響する。それは、100年度の火星が人が住めるという点で超の世界のようにも思えるけれども、実は違う世界だったという事らしい。少し前から「歴史の分岐」という概念を入れていたので、それが可能になっている。
そして、その世界は、本来の超の世界とは違い、まあ平和な世界だったようだ。ただ一人、不幸な明日菜を除いては。で、そこにも超とエヴァが救済に来る。そして、さらに、起きてる明日菜もいる世界に「改変し」、大団円の世界というわけだ。
もう、やってることが無茶すぎるよw。正に、赤松健という「神様の思し召しのとおり」の世界という事で。
あ、これについて「納得がいかない」とか「複雑すぎる」とか思う人がいたら、長谷川裕一の「クロノアイズ」とか「ネクストシート」とか読めばよいと思うよ。もっと「ひどいw」から。
ところで、ここにいるエヴァと超の存在は結構複雑だよね。
エヴァについては、明日菜不幸未来である130年後のエヴァなのだろうけれども、そうなると、現在この世界にはエヴァは二人居ることになるよねw。よく見たら、自分に驚くエヴァがいる。その後、卒業式には超は出たようだけれども、エヴァはそのまま帰ったのか。
で、超はその存在自体が謎。彼女は麻帆良祭後、未来に帰ったのだけれども、どちらの世界に帰ったのだろう。まあ、彼女は元々未来人として一つの未来に括られているはずだから、おそらく彼女が元々住んでいた超不幸未来に帰ったのだろう。となると、わざわざ明日菜不幸未来に移動して、そこで明日菜が寝ているので、30年後の世界に飛んで、エヴァと合流して、明日菜を出迎えたということか。・・・えーと、自分の世界については大丈夫なの?
まあ、「渡界機」とか作っちゃうくらいだから、世界の不幸の一つくらい、カンタンに片付けたと考えておけば良いか(^^)。彼女としてみれば「平和な歴史を辿った世界」を見る事も目的の一つだろうし、ネギが「明日菜と共に」歴史をどう作っていくのかという事も、彼女にとって見てみたい歴史なのだろう
さてさて、ネギの本命は「謎」という事でよいだろう。それは最後まで明かされずという事で(明日菜不幸未来には超は生まれなかったのかとか、大団円世界の超は?という問題もあるが・・・まあよいか)。あと2話は何を物語るのかな。もう、お祭り騒ぎで、じゃんじゃんやっちゃって欲しい所。