そして、ネギまは続く(^^) 〜魔法先生ネギま!第38巻〜

ついに最終巻発売。まあ、連載から特別大きな加筆修正とかは無さそうなんだけれども、実際に単行本として見てみると、かなり印象が違う。
まず、「作者からひとこと」で、「いずれ復活するであろう」と書かれている事。
これは、例えリップサービスであったとしても嬉しい。というか、よっぽど読者から「放り投げ最終回」と叩かれた事が応えたのか(^^;。私としては、今のままでもある程度納得してはいるのだが、それでも、継続の可能性を残してくれるのは嬉しい。
そして、その継続の言葉にも面白い表現が。「このラストは数ある並行世界の一つに過ぎません。」
つまり、実際に最終回で決着を付けてしまったエピソードがあったとしても、それすら覆る続編がありえる、ということ。
で、実際の最終回となった「魔法探偵夕映編」について、単行本でその取り扱いが大きく変わっている。
「魔法探偵夕映編」は、「MAGISTER NEGI MAGI -HAPPY END」として、「ひとつの可能性の物語」とされている。正に、ここに書かれている事は可能性の一つでしかないので、つまりは、あのオールキャストの後日談全てが可能性でしかないという事になっているわけだ。
これは、超と多次元世界という設定によって当然の事ではあるのだけれども、それでも、それを作者が心構えとして感じてくれていると思えるのは嬉しい。それは、ネギまという物語の可能性がまだ山ほどあるということを、作者自身が認識しているという事だから。
ネギまは続く。続けられる。それは「100巻を軽く超えて」しまうほど。
それは、ネギまファンとしてとても嬉しい認識であり、大いに期待して何かしらの復活を待ちたいものだ。
その復活が成された時に万全の体制で受け止める為にも、まだまだ、今現在のネギまの整理を進めておきたいなあ。そういえば、「なんか書く予告」を出した途端に滞っているし、早く書くことにしよう。

魔法先生ネギま!(38)<完> (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(38)<完> (講談社コミックス)