30 JEANS MATES Vol.3 柏ZaX

目的は岩男潤子。題名からすると、30過ぎのシンガーによる合同ライブという事だろう。関東圏4箇所ツアーで、最終日になんとか参加できた。
それにしても、メンバーのスキルが凄い。レベルの高い面子が揃っている。途中休憩を挟んでいるとはいえ3時間半のボリュームのあるライブでもあり、凄く得した気分。
岩男潤子は3番。ソロライブと同様、ギター片手に一人で登場。このライブも4回目になるからか、とても落着いて見えた。声優であるプロフィールを活かした子供達に対するライブの事などをトークで紹介したりしていた。声優であり、ギター弾き語りのシンガーでもあるという、独自の立場を確立してしまっているといってもいいだろう。
曲目の白眉は「さとうきび畑」。ウィスパー系でありながら強く胸に迫ってくるような歌声だった。他にも、自らの好みとするEマイナーメドレーを持って来ていたりして、このツアーの中でも最も自由に選曲していたのではないだろうか。どれも素晴らしい出来だった。曲目としては決して多くは無かったはずなのに(7曲かな)、岩男潤子単体としても充分なボリュームを感じさせてくれた。
ライブの最後にはアンコールで全員による「不思議なピーチパイ」とか。実にいいライブだった。

まゆさわプレゼンツ ジーザズー?ザーザズー? 代々木ザーザズー

ネギま声優が多数出演するイベント。
まず、神咲まゆみ、石毛佐和が登場し、DJである事を宣言。
実際彼女たちは最後までDJに徹していた。うーん、アンコールで全員コーラスとかでも良いから彼女達の歌も聞きたかった。(実際には最後に15秒程度の歌を歌ったのだが)とはいえ、出ずっぱりで舞台を見守りそのリアクションを見ているだけでも楽しかった。(時間的に全体の半分くらい彼女達の様子を眺めていたのは内緒。)
で、最初の出演者は山川琴美。いきなり「For フルーツバスケット」・・・!!ここに岡崎律子行脚の者がいる事を知っての選曲か。いきなり掴まれてしまった。魂を振るわせながら聞く。そしてその他3曲。彼女は歌声に力のこもった歌い方をする人で、どれもこれも聞いていて気持ちが良くなる。最後はいきなりの「ハッピーマテリアル」で、きっちり会場を熱狂の渦に巻き込んでいた。
次に登場は、田中葉月。彼女は前回の石毛佐和関連ライブでも見たが、どうも「こんな所にでてきてしまってごめんなさいね」オーラを感じる。しかし「いや、いいんです。」と強く言いたい。「是非今後も参加し続けてください」と。
彼女の立ち居振舞いはとっても女性的で実に癒される。どの曲も良かったが、ひとりくーふぇの「おしえてほしいぞぉ、師匠」は今日のライブ一番の萌えポイント言っていいだろう。
その後登場は、若林直美 。ひときわ声援が多い。そうか、時代はアイマスか、と納得。それもりっちゃんとくれば、熱狂的なファンも多いはず。歌でもアイマス系からは2曲。「THE IDOLM@STER」こそ歌わなかったが、彼女の本来の持ち歌はアイマス屈指の名曲「魔法をかけて」。実にパンチのきいた歌声で、彼女あっての名曲である事を改めて認識。
しかし、個人的には、その前の曲に心打たれる。十二国記からED。そうか、彼女が鈴か。こんな所で鈴の歌声による「月迷風影」が聞けるなんて! 実に力強い歌声で物語を思い出し感動してしまった。こういう事があるからこの手のイベントは止められない。
次はTwinkle☆Spirit。彼女達はTwinkle☆Spiritとしてよりも、オエセル隊のメンバーとして、オエセル祭で見ている。しかし、こんなに歌が上手かったんだ、とびっくり。いつもは何処で活動しているのかとか、オエセル隊とはなんぞやとか、もっと自身の紹介をしっかりしてほしかった。というか、自分達がどんな声優であるかの紹介もしていなかったような気がする。いや勿体無い。
最後は楠田敏之だが、これの感想は女性に任せよう。
ライブ終了後は販売会やら、サイン会やら、ファン交流会やらわからない、素晴らしい空間に。
とにかく素晴らしいもの、珍しいもののオンパレードで桃源郷のようなライブだった。
次には、オリジナルドラマCD発売とその発売記念イベントがあるらしい。実に待ち遠しい。