ネギま世界の勢力分布は?

それが判れば、かなり物語が整理できる。
妄想も加えながら、勢力を推測してみた。

  • フェイト一味

所謂「完全なる世界」残党と言われているもの。(とはいえ、フェイト達が本当に「完全なる世界」残党なのか、つまり先の大戦を陰で操っていた黒幕の本体であるかについては、少し疑問の余地がある。)
間違い無いのは、彼らは「創造主」「始まりの魔法使い」と呼ばれる者をボスとして、魔法世界を「終らせ」ようとしている事。それは世界を救う事に繋がるとか。魔法世界の住人を人と扱わず、滅ぼす事も厭わないという考えを持っているようだ。
フェイトが作られた人間の可能性がある様だが、彼らは魔法世界のシステムによって動かされている様にも感じられる。人造異界である魔法世界の、創世記からの神の行いの代行者的存在なのかもしれない。

  • 魔法世界の裏上層部

メガロメセンブリアを中心としたメセンブリーナ連合が主体となったと思われる、魔法世界住人の権利を守ろうとする首脳部。ゲーデル総督が一応これに組していると思われる。
作中ではネギがその存在を想定しているが、本当に存在するのかは、実はまだ不明。つまり、これとフェイト一味が同じという可能性がある。だが、フェイト一味の仕業とするには矛盾ある事件(ネギの村の襲撃とか)がある事からすると、実在は間違い無いだろう。また、そうすると彼らが実は「完全なる世界」であった可能性もある。というのも、アリカを処刑する証拠を作る手口とかがそれを疑わせるからだ。
彼ら自身が魔法世界が崩壊する事を認識しているとして、その世界と共に滅びるべき存在であるとされている者たちの集まりだとすれば、現実世界の人間に対し、複雑な心境を抱いていたとしても不思議ではない。現実世界に対する奉仕的思考(魔法先生とか)と、最近の鎖国政策とか。元々人間に対して奉仕するよう作られたが、自分達の立場を知り人間に対して反逆の姿勢をとりつつあるのかもしれない。
そんな彼等が起した最も大きな事件が、ネギの村の襲撃なのだろうか。世界崩壊のキーである者を捜していた可能性がある。

魔法世界の裏上層部が存在するとして、魔法世界の表としての存在が彼ら。現実世界の魔法使いとも連携し、健全な魔法世界運営の象徴となっていると考えられる。リカード元老院議員、テオドラ皇女、セラス総長など、紅い翼との関係が深い人物で構成されている。
おそらく、現実世界の魔法使いとの調停役を仰せつかっているだけで、魔法世界の実権は裏上層部に握られていると推測される。魔法世界の秘密についても理解しているかは不明。

  • 現実世界魔法使い組織

麻帆良学園など、魔法世界の崩壊に係わる人物ネギを保護している事から、魔法世界の魔法使いとは一線を引く存在だと思われる。彼らも魔法世界の崩壊について認識しているとして、魔法世界の住人がどのような行動を取るか、結構警戒していると推測される。麻帆良学園の学園結界などはその防衛の意味も有るのだろう。
現実世界の魔法使いとして、もちろん現実世界の利益を最優先で考えているのだろうが、ネギを魔法世界に送ったりする所を見ると、魔法世界との共存も検討しているのだろう。終戦の英雄達と併せて、ナギの意向を引き継ぐ健全な勢力と考えて良いのでは無いだろうか。

  • 関西呪術協会

長は元紅き翼の詠春だが、その下の者達が麻帆良学園(関東魔法協会)と仲違いしている所から、不穏な行動が多い。なぜ詠春程の者が下を押さえられないのかと考えると、魔法世界の裏上層部との関係が推測される。天ヶ崎千草などが魔法世界の住人である可能性があるからだ。
このように、現実世界の魔法使い組織にも魔法世界との繋がりの深い組織がある可能性が高い。もし戦いの舞台が現実世界に移ったとしたら、その時はそれらが独自に影響しあう事になるかもしれない。

未来から来た、人が住める火星から来た、魔法世界を現実世界の人間すべてに知らせようとした、という事以外はほとんど不明。彼女の住む未来がどのような状況で、何を目的としてやってきたのかが分かれば、ネギまの謎のほとんどか解明するのであろう。が、当然今は分からない。

  • ザジと仲間達

明らかに人間では無い存在を仲間と呼ぶザジ。彼女が活躍するとネギまは終る。

  • ネギと愉快な仲間達

そして、紅き翼の後を継ぐとも言うべきネギ達「白き翼」。彼らがどの勢力を敵とし、どの勢力と組して戦い、どの勢力を助けるかで、物語が決まってくる。
自身の復讐を果たすのか、明日菜達女の子だけを助けるのか、それともどちらか片方の世界を救うのか、それとも、敵も含めて全ての世界を救おうと努力するのだろうか。