地獄に流された

crow22006-11-23

少し時間があったので、渋谷スペイン坂の「冥土喫茶」をひやかしに行ってみた。
前に、2度とメイド喫茶に入らないと言ってしまったが、これは冥土喫茶だからいいよね。
敷地の一角を区切ったスペースなので、隣の木更津キャッツのコーナーから覗かれてしまうのが少し恥ずかしい。しかし、内部が地獄少女一色になっているのは立派。これだけやってくれれば、まあ面白い。能登のとりおろしのセリフとかも聞こえてくるし。時間つぶしにはなった。

エコール

怖い映画だった。何が怖いって、怖い映画では無い様に思わせる作りになっているのが怖い。
物語の構造としては「灰羽連盟」と近いものだったが、灰羽があくまで人間の内面を描くファンタジーだったのに対し、この映画はファンタジーの体裁をとっていながら現実の暗部を見せられる感じ。いや、勿論、美しくて幻想的な映画である事も確かなのだが。
カタログで、有名人がこぞってこの映画の「少女の無垢と変態の美」についてのみ語り褒めているのも、なんだか怖い。

The Great Bambi Pop show 新谷良子「空にとける虹と君の声」発売記念イベント 石丸SOFT 2 7Fホールイベント

新谷良子は、なんといってもその性格の気さくさが良い。対250人以上のステージの上に立っているのに、そこからの語りが、まるで気さくな女の子友達との会話の様に感じてしまえる、というのは本当に凄いことだ。
今回のイベントはトーク&ミニライブと言う事だったが、トークにかなりの時間を割き、今回のアルバムの制作秘話について、とても楽しい話を聞かせてくれた。他にもオリコン順位の話とか、次のライブの自分なりの構想とか。
歌は、オープニング1曲+ライブパート3曲の合計4曲。彼女の歌は案外テクニカルな曲が多いような気がする。それなのに彼女は、つき抜けた明るい声を武器に、自分なりの歌い方一本で歌いきってしまう。これは彼女の性格によるものなのだろうが、その潔さには驚かされる。歌においても彼女の性格の全てを見せてくれているように感じ、とても好感を覚える。
今回のアルバムの成功と、初の関東圏ホールコンサートを足がかりに、彼女が一体どこまで行けるのか、興味が尽きない。