魔法先生ネギま！ １３１時間目

期待された明日菜の過去話は無し。しかし、これはほぼ想像できる事。今までも種明かしが期待された時は大抵一旦はぐらかし、後でお情け程度の情報を提供するという事が繰り返されてきている。
そして今回は主に明日菜玉砕の巻なのだが、これも当然想定済み。前回の高畑に顔を拭かれるシーンは、ほぼ絶対の予定調和への伏線といえる。高畑の前では子供になってしまうというこのシーンで、明日菜自身にも高畑の恋人になるのに足りない要素が多々ある事が明確に表現されている。ただ、今回、高畑自身にも恋愛に関して何か問題があることが提示されている。ガトウを見殺しにした等の事が影響しているのだろうか。
また、今回の明日菜玉砕に絡む要素としていいんちょが登場。しかし、これもある意味当然とも言える人選。この二人の今までの描写を見れば、落着くべき所に落着いた展開といえる。という事で、今回は実に順当な展開といえるだろう。
その他気になった点をあげるとすると、
ます゛、明日菜の告白の場に居合わせる事になった人物について。いいんちょ以外に刹那と楓が立ち会う。刹那は今までも明日菜の愚痴を聞いたりしていて、明日菜の恋愛模様に付き合う権利があると思うが、楓はナゾ。彼女は何故か他人の精神的危機の時に立ち会う確率が高いような気がする。メンタル面のサポーターとしての立場を確立しつつある様だ。
次にネギの態度。「うまくいくといいな」という言葉にドモリと汗が見え、それを木乃香に見ぬかれている。しかし、ネギ本人はやはり自分の気持ちに気付いていないようだ。この二人の関係、やはりかなり長くかかりそう。もちろんその方が面白いが。
後、明日菜の正体として、アルの発言からほぼ明らかになったのが、明日菜はどうやら本物のお姫様だったらしいと言う事。後は彼女は一体何処の国のお姫様だったのかという謎が残る。彼女の事は魔法使い上層部のごく一部でのみ認識されているよう。推測するに、件の大戦によって既に無くなった国とか、もしくは魔法使い本国と敵対する国とかが候補としてあがってくる。ネギま物語の最終局面には明日菜自身が物語の中心になったりするのかもしれない。