魔法先生ネギま! 132時間目

ついに超編本編の開幕か。新しい情報が沢山登場した。
まず、超の持っていたものはやはりカシオペアで、逃げたのは未来だった。試作2号機だということは、ネギに与えたものとは別のもので、そちらは1号機なのだろうか。1号機は2年前に起動したと言うことで、未来人の彼女がそれを使って過去にやってきたとすると、2号機の残存魔力はその当時から残っていたものなのかもしれない。やはり超自身は魔法を持っていなかったようだ。しかし試作機というからには正式機が何処かにあるのかもしれない。それは謎のシスターが絵に描いたあれだろうか。小スケールの物を試しに作っていて、大スケールのものをこの時代に来て正式に作ったのかもしれない。大スケールであるのは、やはり大規模時間移動の為なのかもしれない。しかしそうなると、過去にきた時は試作1号機で大丈夫だった事と矛盾する?もしくはもっと大掛かりな計画がカシオペア正式機にはかせられているのかもしれない。
なお、超はこの計画の後、姿を消すつもりの様だ。これは彼女が未来人であるのならば、当然想定できる事。つまり未来から来た以上未来に帰る事も計画に含める可能性は高いからだ。今までのさまさまな事柄から彼女が未来人である可能性は非常に高かったが、それをさらに裏付ける事になるだろう。故郷は遠い所、また会う事は難しい、とクーに言っている事も、彼女の持つ科学力からすれば、それが特別な所(つまり未来?)である事を意味している。
しかし超自身の目的については未だ不明。彼女の言動から、単純に彼女がタイムマシンで未来に帰る事だけが目的ではないのは確かだ。キーになるのは謎のシスターが見たマシンだろうが、それがタイムマシンなのかどうかも判らない。世界樹の22年サイクルに合わせて故郷に帰ること、そのサイクルで今回の計画を進めていることからも、彼女が未来に帰ることと彼女の計画とに関係があるように思うが、そのあたりは未だ良く判らない。
その他、いくつか気になった事。
クーは以前超に手合わせで負けていたらしい。もしくは現在もかなり強いようだ。作者が「超が最強」と言ったのは単純に戦闘力としても最強と言う事なのかもしれない。つまり4強の中の最強と言われる刹那よりも強いのかも。ちなみにこの二人、大天才と大馬鹿でありながら、もっとも気心の通じたコンビだった様だ。超にしてもクーにしてもどこか超然とした所があるのは共通しており、この二人の関係、なんとなく判る様な気がする。
アルとナギの情報も少し明確になった。アルは休養の為学園内から出れなかった。その前に大怪我等をしていたのは確かな様だ。しかし、魔力が高まると動ける、10年間も休養が必要、などの体質は明らかに人間ばなれしている。彼の何百年も生きるエヴァを子供扱いする言動と十年以上も変わらない容姿からも、かなり特殊な存在であることが判ってくる。ファンタジーで良くある設定では、力の有る生きたアーティファクトとか、ドラゴン族、神族とかが想像できる。また、ナギが生きているのは確かだが、何処にいるのかは判らない、という。これはやはりアルとナギがパクティオーしていて二人の間につながりがあるからなのかもしれない。ところで、ナギがサウザンドマスターと呼ばれたのは、千人の従者がいたからとも言われているが、それは変身能力のあるアルを従者にしていたからなのだろうか?
最後に、ネギからのメールだが、これも色々気になるところがある。その前にネギが呼び出されたのは高畑が呼び出された会議と同じだろう。とするとネギは一体何に驚いていたのだろうか。魔法先生一派に何か新情報があったのだろうか。また、その際に刹那が声をかけようとしていたのは、以前超から聞いた「超とネギは血縁」と言う事を伝えようとしたのだろうか。それらの情報をネギは聞いているのだろうか。ネギが二人で会いたいと言っているのは、ネギだけの意志なのだろうか。ネギからのメールは、今までのネギの言動とかなり雰囲気が違う気がする。もしかしたら何か別の存在がネギを騙っている可能性もあるかもしれない。
それから、エヴァの「茶々丸を貸してやる」と言う発言。これはかなり凄い事を言っている気がする。エヴァは普通こんな事は言わない。あえて言うのは、「茶々丸を一緒に(未来に)連れていっていい」と言っているようにも思う。しかし、そうなると学園祭が終わったらクラスメイトは29人になる?いくらなんでも物語的にそれはないだろう。とすると、超の計画はネギの必死の活躍で阻止する事になるのかもしれない。実際、超が一人減るのも哀しすぎるし。結末予想としては、超の計画はネギの活躍で阻止され、超の帰国は、超の学園卒業後、ネギが責任を持って叶える、という事にしてもらいたい所。