アニメ系イベント参加報告2006

早速このブログを立ち上げて最初にやった事を今年もやろう。
昨年いったイベントは・・・、軽く100を超えている。実際の数は怖くて数えられない。日記に書いていないものもあるし。
やっぱこれ、少しおかしい。イベントという刹那的なものの為、どうしても自制が利かなくなってしまっているが、この参加数は異常だ。
今年こそは、もう少し考えて行動しよう。(イベント行きながら)
さて、気を取り直して、印象に残っているイベントなどを挙げてみる。
順位等は無し。あくまで印象なので、そのイベントの出来とか、ボリュームとかはあまり関係無い。

水樹奈々の誕生日記念ライブ。彼女としては2回目の武道館であるものの、誕生日としての特別なライブという雰囲気がとても良く伝わってくる実によいライブだった。自分的には「リリカルなのは」に死ぬほど盛り上がっていた時期で、彼女の歌うTVの主題歌、挿入歌を4曲全部歌ってくれた事もあり、興奮はより大きかった。後から買った機材撤去席がとても良い席だったのもうれしかった。関東に大雪の降った日である事も印象深い。

堀江由衣のライブを見るのは始めて。生の歌も、ソロではそれこそ「フルバ」の頃以来のような気がする。彼女自身ちゃんとした形でのライブは久し振りなのではないだろうか。それなのに、この大舞台での完璧とも言えるパフォーマンスには、ほとほと参った。そのカリスマ性は他を圧倒する。席はかなり遠かったのだが、彼女がとても大きく感じるのだ。アイドル声優当代随一といわれる力を見せつけられてしまった。また、このライブのDVDの完成度が異様に高く、何度もクリアに思い返せるのもポイント高い。岡崎律子ソングを多く含んでいる点でも嬉しい。

ロフトプラスワンのアニメ製作者のトークイベントにも結構参加したが、声優ゲストの出演などのサプライズなどがまるでなかったこのイベントが、なぜだか一番印象に残っている。それというのも、アニメ界の巨匠である高橋監督が、アニメ制作の技術的な面や心情的な面まで実に真摯に語ってくれたからだろう。また、観客もボトムズという作品に心酔していると感じられる人が多く、会場全体の雰囲気も実に良かった。まるでそこだけ作品放映時の時間が戻ってきているような感覚を味わえた。こういう機会はこれからどんどんと少なくなるかと思うと、貴重なイベントだったのかもしれない。

  • 3/12「岩男潤子Solo Live vol.1 〜ひとりじゃない!〜」江古田マーキー

本人が前から公約していた岩男潤子初の完全ソロライブ。あるのは彼女の歌声と、ギターとキーボードだけ。小さなライブハウスだがその空間を完全に支配しており、彼女の新たな可能性を確認する事が出来た。彼女は歌手として本当に素晴らしい。ただ、彼女のその後の活動には少し不安を感じている。彼女の今年の新曲はほとんどが自分の手によるものだ。しかし、それらは彼女の歌声の良さを引き出しきっていない様に思える。シンガーソングライターとしては、小さくまとまってしまいそうな気がするのだ。彼女の方向性を占う上で、後から思い返してみても印象的なライブだった。

田村ゆかりライブの一番の魅力は、やはりノリノリのスイートラブソング系だろう。その点では、規模としてはこれよりも規模の大きかった12月のライブよりこちらの方が彼女のライブらしい。また、舞台演出の面では、このライブこそがその甘ロリ面の魅力を完全に引き出している、言わば完成形だったのではないか、と思えるほどよかった。バンドを無くし、沢山のダンサーを丁度良い大きさのステージ一杯に配置して、田村ゆかりのダンスと合わせてステージ全体が躍動していた。彼女の甘い歌声とステージの視覚的な効果で、完全なトリップ状態ともいえる感覚を味わってしまった。こんな経験は滅多に無い。これだから田村ゆかりは恐ろしい。

81プロデュースが企画した朗読劇。原作本をそのまま読むのでは無く、若干のアレンジを加え、登場人物毎に声優が声を当てている。こちらのお目当ては清水愛。前半は声の出ない少女として舞台に居るだけだが、後半は筆談や、その心境を吐露する手紙を読む部分に声を当て、物語上は声が無いというミステリアスな雰囲気の役を好演していた。声優の行うこういった劇は始めてだったが、声優の生の声を聞く事が格別好きな者としては、実に素晴らしい時間だった。今度は、いっそ一人による朗読劇を企画して欲しい。

概ねネギま声優としての石毛佐和田中葉月、そして山川琴美を見る事を目的に行ったライブ。中でも一番のお目当ては石毛佐和だったのだが、彼女はDJに徹して舞台に上がることはなく少し残念。とはいえ、替わりに(というのも変だが)アイマス系の若林直美がおり、ネギまアイマスがクロスオーバーするという、とんでもないライブだった。他にも山川琴美岡崎律子の曲を歌ったり、若林直美十二国記EDを歌ったりと、嬉しすぎるサプライズが連発。さらにはライブ終了後の即売会はフリーな感じのファン交流会になっていて、ありえないほど嬉しいイベントだった。

アイドルマスターに注目したのは結構遅かったし、結局環境が悪くてアーケードの方もやっていない。それでも、このコンテンツが放つ魅力には抗いがたく、その雰囲気を少しだけでも味わいたく、周辺商品などで楽しんでいた。そんな者にとってこのライブは夢のような企画だった。アイドルとしてのキャラを演じる為、ステージ上でそのキャラそのままに歌を歌う。キャラと声優のシンクロという意味で、これほどのステージはそうそうないだろう。持ち歌が少ないのが不安点だったが、寸劇やラジオ公録を行うなど、バラエティ性を持たせて楽しませてくれた。曲数も増えそうな今年のセカンドライブはさらに期待していたのだが・・・、うーん、残念。

  • 7/28「2006アニソンカーニバル in UENO」不忍池 みずどりのステージ

本来、スパロボ系のライブはそれほど趣味では無く、最初はそれほど重要視していなかった。けれども、たいらいさおあたりの妙に深みのある出演者のラインナップを見て胸騒ぎを感じ、少し無理して参加した。その結果として、とんでもなく豪華なコンサートに巡り逢えたと言う訳だ。全55曲。ロボットアニメ系から、、特撮ヒーロー系、スーパー戦隊仮面ライダーと、普段なかなか生では聞けない曲が惜しげもなく歌われる、ありえないほど豪華なコンサートだった。いまから思い返しても、あれは「真夏の夜の夢」だったのではないか、と思えるほどの奇跡のイベントだった。

素晴らしい輝きを放つ歌声を持つKOTOKOのライブ。ちゃんとしたものは始めての参加と言って良いだろう。その歌声を聞いただけでも圧倒されてしまうが、ライブのボリュームも凄く、たっぷりとKOTOKOワールドを堪能する事が出来た。曲調の幅も広く、また、最近ではアニメソングとして重要なものもある。この人にはこれからもアニメに多くの楽曲を提供していってもらいたいもの。

以上で10個。これ以外にも挙げたいものは沢山あるが、そうするときりが無い。
挙げてみて気付いたのは、そのほとんどが年の前半に集中している事。これはもしかしたら自分の気分や体調にも関係しているかも。やはり、イベントを楽しむには心構えも大切と言う事か。
また、今年は無料イベントがかなり少なくなり、大物アーティストのライブが事の他多かったように思う。その分、充実したイベントも多かったが、コスト面でキツイという面もあった。この傾向は今後も増大していくんだろうなあ。