なぜ、ゼノグラシアのアイドルマスターは、ロボットに恋するのか?

ゼノグラシアに登場するアイドルマスター達は、何故だかアイドルと呼ばれるロボットに恋をする。
それは、他のマスターを妬み、嫉妬し、殺意を向けるほど、激しい感情だ。
彼女たちは何故、それほどまでに熱く、ロボットに恋するのか?
その理由を、一つ思いついた。
その理由とは・・・
彼女達も、ロボットだからだ。
・・・はあ? と思われるかもしれないだろう。
しかし、根拠が無い訳でもない。
始めにアイドルに選ばれた人間は、人体を改造してやっと心が通じ合った。
そして、現在のアイドルマスターは、それ以上の心の通じ合いをする事が可能だ。
何故なのか?
当然、人体改造以上の「何か」がなければならないだろう。
ゼノグラシアの時代は、まるで現代のような社会風俗が描かれているが、実際にはかなり先の未来だ。
その上、地球外知的存在からの技術獲得も実現しているらしい。
当然、科学技術は想像以上に進歩しているに違いない。
そんな技術の中に、ナノレベルで組み立てられたロボットの存在があっても良いだろう。
激変した地球環境に適応し、人類の未来を担う者として、人類の知識を受け継いでいく存在。
そんな存在を生み出す為に、人間そっくりに作り出された者たち、それがアイドルマスター候補生なのだ。
彼女たちは、まるで人間と同じように生活し、人間とおなじ扱いを受ける。
けれども、実はロボットなのだ。
怪我もするし、物も食べるし、成長すらする。
けど、ロボット。
超技術がそれを可能にしている。
だからこそアイドルマスターは、同じロボットのアイドルに対して、人間が人間に感じる感情と同じものを、同じように感じてしまう。
恋してしまうのだ。
アイドルマスター・・・、その遺伝子は、機械で出来ている。