elements3rdライブ『秋色オーケストラ♪』後夜祭 StudioCube326

そんなこんなで、クッシーライブ以外は、個人的にぬるっとしたノリしか出来そうにないので、ノリを楽しむのはすっぱり諦め、彼女達のパフォーマンス見学に専念する事に。
下田麻美は、さすがアイマスからの出で、歌唱力についてはなかなかの迫力がある。狩野茉莉は、若干歌唱力におぼつかないところがあるものの、そこは独自の強烈過ぎる個性で充分以上にカバー。「まりまり空間」とも言える可笑しな雰囲気を作り出し、客を楽しませていた。
そして二人とも、どんな場面においても、なにより観客を楽しませようと一所懸命なのがよく伝わってくるのが嬉しい。トークにしろダンスにしろ、必死なくらい一所懸命で、それに見合ったエンターティメントになっている。そんな誠実さが、彼女達の一番の魅力と思える。
このライブ、そんな誠実さの表れなのか、あくまでelementsのライブという事で、彼女達の武器である「ネギま」や「アイマス」を利用しないストイックさで攻めている。しかし、もっと貪欲に、あつかましいくらいに自分の手にある武器を利用して、もっと上を目指して欲しいなどと感じてしまった。