魔法先生ネギま! 236時間目 ナギ・コジロー組、出陣!

ついに活動を始めた白き翼の面々。この前、いざ行動しようとした時に、フェイトからの接触があって、ラカンの昔話に突入し、そしてチチガミの御光臨があってと、気が付けばコミック1巻以上の遠回りが入っている。
考えてみれば、その遠回りによってネギ達の立場はかなり変わってきているのでは無いかとも思えるのだけれども、実質行動に変化は無いようだ。けど、それって本当に大丈夫?ラカンの武道大会参戦によって、注意がそちらに行ってしまいそうだけれども、ネギ達の行動には矛盾点が出始めているように感じる。

やはり、非戦闘員の移動にかけては非常に重宝しそうな能力だ。これがあるからこそ朝倉などの同行が可能になるわけだし、それによって調査能力も大幅なアップが望めるだろう。
しかし、これだけ便利だとすると、逆にもったいない使い方の様にも思える。実は今一番気にすべきはフェイト達の再来襲のはず。フェイトはわざわざネギに接触して来ている辺り、そして宣戦布告をしてしまったいる所からも、非常に危険な存在として意識すべきだ。非戦闘員の安全な逃げ場所として、ラカンか、若しくはこのアーティファクトに頼るべきだろう。実際、ラカンは独自の行動を取っているようだし、この楓とアーティファクトは非戦闘員の近くにあるべき物と認識すべきだと思うのだが。

  • くー

ちゅーまだだったかw。そうだよね。それが良い。たまに、パルとか朝倉とか、勿体無い事があるから危惧していたけれども、くーはネギに恋するキャラとして、是非丁寧に描いて欲しいキャラ。ネギとは二手に分かれてしまったから、一体何時になるのかという感じだけれども、気長に待とう。

  • パク

それにしても、さよと茶々丸もパクを意識している辺りが面白い。さよは幽霊だから出来ないとしているが、これは事実なのだろうか。魔法の契約行為に肉体は不可欠なのか。もしそうならば、そして「さよの死が本当ならば、」さよは最後までパクティオー出来ない事になってしまう。逆に考えると、さよはやはり、何処かに肉体が保存されている生霊の類である可能性があるのかもしれない。
そして、茶々丸だ。「ロボですので」って、本来茶々丸エヴァの従者じゃなかったのかw。おそらく、彼女の動力源は魔力を使用していることからも、魔法による誓約は可能と思われる。それをもってエヴァの従者となっていたわけだろうし、それをネギに替える事は可能だろう。この言い訳は、どう考えても矛盾している。矛盾した事を言うあたり、本当に人間味を帯びてきているなあ。

  • バッジ

メンバー探索がなかなか進まない理由が判明。状況によってバッジの信号が捉え辛いようだ。このオスティア古都最深部で感じられる「1ないし2個」の信号は、元々アーニャ、そして最近捕らえられた明日菜のものなのだろう。となると、今栞の変化している明日菜はバッジを持っていない事になるのだろうか。それとも、そこまで複製してしまうものなのだろうか。複製された時のパクティオーカードの能力とか、色々と気になってくる。
そして夕映の方は、おそらく甲冑に着替えた時点で、バッジを艦内に置き忘れているのだろう。しかし、前回の銭湯へはカードは持って来ているのにバッジは忘れていたという事になる訳で、どこまですれ違っているのかw、という状況だったのかもしれない。

  • 戦力配分

いけないなあ。ネギとコタが大会出場している時、地上で戦力になるのは明日菜ただ一人という状況だ。もちろん、今の明日菜は偽者なので、実質的にはまるっきり無防備な状況という事ではないか。
なぜ、フェイトとの確執が深まったとこの時に、このような戦力配分をしたのか理解出来ない。明日菜が偽者である事を知らなくても、明日菜にフェイトが固執している事から、明日菜自身を戦力外とする判断もあるべきだろうし。それに加えて一定のかく乱戦力として期待できるパルが離れては、木乃香、のどかというフェイトにとって厄介な存在を守ることがかなり苦しいのは自明ではないか。
ストーリー展開的にみて、ネギ達は武道大会とその観戦要員、刹那達がフェイト達とのガチンコ要員として分けたのだろうけれども、それは結果があってこその判断のはず。今の状況では、パクティオーで戦力アップさせた楓かくー(してないけど)を護衛要員に残すべきだろう。
ていうか、ゆーな達はフェイトに顔を見られているのだから、例え指名手配されていなくてもフェイト達から身を守るためにさっさと変装させるべきだったはず。今この場でしているのは遅いくらいだし、状況をしっかりと説明しておく必要がある。「あんたらネギの戦いに巻き込まれて人質に取られて命の危険があるかもしれないから」という事を。
全員が子供変装によって一応身を隠していることになるのだろうが、結局はスパイの潜入を許している状況なわけだし、かなり心配だ。

  • 千雨

ネギ武道大会の観戦チーム。本来ならば、このような状況で全体を取り仕切る立場にあるのは明日菜のはずだが、やはり栞の意識が働いているのかどうにも影が薄い。木乃香の後ろについて、当たり障りの無い事だけ言っている。
その為なのか、全体的な調停役として結構発言が多くなっているのか千雨。実質、全員の雰囲気作りを、無意識的にやっている。そして、それをゆーなに茶化されている。このあたりの人間関係の機微が見えてくる辺りが、ネギまの一番楽しいところ。
さっきも書いたが、今のネギチームはかなり危うい所にいる。そして、チームの半分がその状況に気付いてもいない。そのあたりの調整をいかにして取っていくか、人間関係の強さが試される状況もあるかもしれない。そして、そういう事に案外気が回るのが千雨だったりするのかも。例えば、明日菜が偽者だとばれたりすれば、チームに大きな亀裂が入る可能性があったりする。そんな時、計算ずくで行動できる千雨は頼りになるだろう。

  • ネギ

強さ、留まるところを知らず。対黒い猟犬の初実戦を経て、更にフェイトという、目標とすべき敵も目の当たりにし、その技を自分のものにする過程に躊躇する要素は一切無いのだろう。
そういった意味で、この大会は己を鍛える場として最良かもしれないが、同時に実戦を目的としている者として、本当にここで自分の実力を曝して良いのかという気がしないでもない。

  • テオドラ

ラカン、第三皇女共に、どうも歳をとるのが遅すぎると思っていたのだが、やはり彼らは成長が遅いようだ。となると、気になるのが「ヘラス族」という括り。これは肌が浅黒い者を全て指すのだろうか。
「30代は人間換算で10代」との事だが、普通に考えると1/2?それとも、年代によって成長の度合いが違うとか。
ともあれ、一番気になるのがココネだ。彼女もヘラス族?だから、実は美空より年長でマスターとかやってたりするの?w 案外、美空が出会った時には微妙に年上に見えたココネをマスターにして、そのすぐ後外見年齢が逆転したとかがあったりして。いや、別に元々年下マスターでも全然良いのだけれども。
いいんちょベアトリクスの例もあるし、必ずしも肌が黒い=ヘラス族と言う訳でも無いのだろう。
ともあれ、三十路にして幼児プレーで恋する男にアピールする、10代外見のピチピチ皇女殿下萌え。絶対彼女、色々と計算しているw。

  • 戦友

正にネギま的。世界が平和に出来ている証拠として、彼らの友誼が存在する。過去、共に苦難を乗り越えた者は、その友誼を繋いで行く事が出来る。例え、一国の代表者の立場として、国内の民意から難しいとしても、その心の中の友誼だけは大事にしている。それがいつか、決定的な危機の時、乗り切る力になるはず。そう思わせてくれる会合だ。
それにしても、彼らトップの動向とネギチームは今のところ全く無関係だったようだ。つまり、裏でサポートする力のようなものは無かったという事。やはり、ネギ達の指名手配は、フェイトの嫌がらせ&囮と考えてよいのだろう。もしかしたら、セラス学長くらいは、夕映の事からもうすうす感づいていたのかもしれないが。

  • 参戦

だから・・・、別にネギが優勝しようがどうでも良い事じゃないかw。ネギは、この大会の優勝については、賞金の事しか考えていないのだし。ラカンが亜子達奴隷の主人である事は、これでほぼ確定したと言えるのかもしれない。
それよりも、人目の無いところでこっそり修行を付けてあげればよいのになあw。