はりけ〜んず前田単独オタクＬＩＶＥ『登風ＳＰ〜登風じゃねぇ！大登風だぁー！』 ルミネｔｈｅよしもと

このイベント、もともとのゲスト発表が小林ゆうだけだった。つまり、小林ゆうのお笑いイベントという企画。これがどのような意味を持つかは、彼女のキャラを知っている人ならば判るだろう。それだけで相当の期待が集まるというものだ。そして、後に福井裕佳梨と清水愛という二人のゲストも追加され、更に期待度は高まったのだが。
清水愛は、自身もお笑い好きであり、なによりイベントでは伝説的なほどの声優として、イベントの呼吸とか相手に合わせるテクニックとかが絶品の人。前田も一番合わせやすい人なのだろう。登風も最多出場とか。
福井裕佳梨も、声優イベントのボケ役として昔から有名な人。その独特なテンポとふんわりした雰囲気は完全に確立されていて、一人芝居でも充分客を沸かせていた。
そして、小林ゆう。この人が難物だ。このイベント、ある意味小林ゆうという「怪物」をお笑いのステージでどう生かすことが出来るのかという事に、最大の興味があった。
その評価なのだが、結論から言うと「成功してはいたが、まだ足りない」というところか。
小林ゆうが暴走し、ステージが大いに沸いたのは事実。それこそ「凄いものをみれた」という感もある。
しかし、それは折込済みの事。小林ゆうが暴走するのは「当然」ｗだから。彼女の暴走とお笑いステージが組み合わさった時、さらに凄いものが見られるのではないか、というこちらのさらに大きな期待からすると、まだ足りないと思ってしまった。小林ゆうは一人でも凄い。彼女のＣＤ発売トークイベントで、呼吸困難になるほど笑わされたことがある。あそこまでたどり着いていたかというと、・・・だ。とはいえ、どんな方法があるのかと言うと悩ましい所なのだが。ともあれ、彼女にはこの後もお笑いステージに挑戦して欲しいし、前田登も彼女の事をさらに研究して欲しいものだ。