魔法世界はMMORPG世界?

MMORPG=Massively Multiplayer Online Role-Playing Game (マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲーム)はひとつの世界に沢山のプレーヤーが参加してロールプレイをするもの。
今までの情報からすると、魔法世界がMMORPG的な世界である可能性が高いように思える。何故そう思えるのか、ぐだぐだと。
この魔法世界、肉体を持った「人間」と、幻とされる「人形」がいるみたい。で、ゲートをくぐってこの世界に来たネギパーティ以外は大体のところ「幻」としてリライトで消されている。
しかし、クルトは魔法使いがこの世界に来たという事は明言している。その数5000万人。そして、彼が言う「人間」は6700千人で、おそらくそれはメガロメセンブリア住人なんだけれども、彼らも結局「幻」として消されている。正規兵がことごとく消えたのだから、間違いないだろう。消えなかったのは、確か魔法世界住人であったはずの高音くらい。彼女の存在は結構鍵だ。
どうも、肉体を持った「人間」と、消えてしまう「人間」の違いがある様に思える。そして、それは5000万人と6700万人の差では無いかとも思える。
つまり、肉体を持った人間はゲートを越えて現実世界から来ている人間。その数1700万人。高音もその中に入っていた。そして、5000万人の数は変わらず、彼らは「消えてしまう人間」なのでは。「消えてしまう人間」とはどういう存在か。それは、この魔法世界に幻として定着させられた存在。つまり体が別の所にある「アバター」なのではないか。そんな事を考えると、色々な伏線と合致する所が増えてくる。
2600年前、火星の異相世界として魔法世界が作られる。しかし、それはとても膨大な世界であり、作るのにはそれ相応の魔力が必要だっただろう。それに、人造世界は何時か崩壊する事が知られている。その二つの問題をクリアーするにはどうすればよいか。それは、沢山の魔法使いを眠らせ、その魔力を持って魔法世界を維持させる。身体を眠らせて半永久的に魔力供給だけ行える技術があるのでは無いか。意識と魂は違い、魂を管理する事でそのシステムは魔力補給を行っているとか。
眠った魔法使い達はアバターとなってその意識を魔法世界で活動させる事ができる。しかし、意識はその世界で生と死を繰り返すので、魔法世界創立当初の記憶は失い、肉体とは別の自立した自我となってしまう。
そんな意識を失った肉体と魂が管理されている場所が「墓所」と呼ばれ、墓守り人の宮殿の最奥部にあり、別名は「完全なる世界」であり、かの組織の名前の元となった。つまりその組織はこのシステムを管理運営するためにある。
彼らが魔力を消滅させる魔法を行使するのは、魔法世界全体の活動が活発化して肉体にまで影響が出てしまわない為? それこそリライトして魔力をリストラした世界を作り直そうとしているのか。実際、魔法世界の人口は12億とも言われている。それほど活発な活動をする世界を維持するのは大変そうだ。
ただ、そんな無理が起こるような世界を何故作ったのかが謎。つまり、この世界は現実世界から来ても「存在している」世界(ネギ達が今眠っているという可能性は排除する)。つまり意識だけの永遠ではなくて、実体のある永遠を求めている。
もしかしたら、魔力によって永遠の生を得たごく少数の魔法使いが、この魔法世界創造の発起人だったとか。自分達が永遠に暮らせる世界を作る為に、ある意味5000万人の「移住」を誘導したとか。それがMM元老院のごく一部。彼らは、望んだ世界が出来たのはいいけれども、長い年月の内に魔法世界管理システム「完全なる世界」の制御が出来なくなってしまい、それを取り戻す為に暗躍しているとか。その制御の鍵になるのが明日菜だったり。
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この後、魔法無効化能力とネギの「闇の魔法」の関係とか、時間(時代)的な矛盾点から発想される更なるトンデモ設定とかに続くんだけれども、・・・疲れた。
こういう限定的な推測って、当たるはずが無いんだよね。正に妄想の類w。
気合があれば、続きを書こう。つーか、早くネタバレして、無駄な妄想を断ち切って欲しいものだw。
PS
そういえば、「これじゃMMORPGじゃないじゃん」と思う人もいるかもしれないので、一応補足。魔法によって仮想現実が「実体化してしまう」為に、どうしても混乱が生じる。
最初の5000万人にとっては作り上げた世界に意識のみ入っているという意味でMMORPG的。まあ厳密にはオンラインじゃないけれども、全てが書き換え可能な幻想世界なら、精神の糸で繋がるオンライン世界と言えなくも無い。彼らの肉体が本当に魔法世界にあるかは不明。「永遠」の為に一度世界が終っても良いと言うのであれば、別の世界(もっと小規模な異世界若しくは現実世界)にあるのかも。
ただ、ネギ達ゲートを通って来た人間からすれば、肉体そのものが魔法世界にあるので、MMORPGとは到底言えない。書き換え可能な幻想世界を旅行しているという点では少しゲーム的な面があるが。危険になれば逃げ帰れば良いと言うこと。
そして、この世界だけが自身の住む場所と認識している実体を持った人間がいるとすれば(上記ではMM元老院の中枢とか)、彼らにとっては魔法世界こそ現実。どんな犠牲を払っても自分の世界を守りたいと思うのかもしれない。