魔法先生ネギま! 284時間目 捕らわれの姫御子

色々判明したようで、してないようで、やはりしている回。
最も知りたい魔法世界のヒミツについてフェイトが色々語ってくれているので、ついに完全解明かと思いきや、実質今まで出てきていたデータで類推できる事くらいの内容で、謎の本質がやはり分っていない。
MM市民を特別扱いしないといって全員「世界から消えてもらう」という事は、MM市民も消すという事なの?けどMM市民は幻想である魔法世界人とは違うとも言っているし。「完全なる世界」って一体何?フェイト自身もはっきり分かっていないみたいだし、もしかしたら彼も知らない裏があるかもしれない。結局、既に辿り着いている推測「魔法世界はMMORPG世界? 」が一番すっきりしそう。
そんなで、何にも分かっていないと思いきや、出てきたデータは多い。
栞の真名はルーナさん。血の気の多い隊長は脅しをかけているけど、これって今まで騙された腹いせかな?名前が分っているなら、普通にのどかの出番でしょw。まあ、紳士的なネギ君に従ってルーナさんは自身を助けたと言える。のどかに心を探られたら、ネギへの恋心も知られちゃうところw。
アスナについては、結構微妙な情報が。100年は生きているということで、明日菜長寿説にこれで決着か。けど、始まりの魔法使いの末裔だとも言われる。血族的な繋がりでありながら不老の存在というのも、推測を固定するのが難しい。まあ、明日菜が以前不老の存在だったという事がほぼ明らかになった事だけでも一歩前進と言ったところ。この謎に気付いたのって、いつの事だっけ。(うわ、三年前だw
あと、少し不思議な事が。アスナ姫が封印されていた場所は確か墓守り人の宮殿のはず。そこに何故かゲートポートらしきものがあるのだけれども、ゲートポートがあるのって空中王宮じゃなかったっけ。両者の場所は違うはず。もしかして、ゲートポートが二つある?一つは普通に現実世界との行き来に使えるものだとして、もう一つは何か特別なもの、例えば「完全なる世界」への正式なゲートとか、もしくは時間移動が出来るゲートとか?なんてw。
それにしても、本物の明日菜が精神的にも復活したのは、かなり嬉しい。やはり、彼女の魅力はその精神力。へこたれても必ず復活する強さ。ネギがいつまでもグジグジする主人公でありながら、ネギまという物語が最後の最後ですっきりするのは、やはりこのヒロイン・明日菜の強さがあってこそだと思う。それも、自分の置かれている立場を知って、それでもなお負けない。それこそが真の強さであり、そうやって一歩成長した彼女の表情はやはり魅力的だ。
栞明日菜が認めたようにネギが成長したとすれば、明日菜も同様に成長している。この二人はやはりネギまという物語の両輪のような存在と言えるだろう。物語の熟成が進んでいるようで、なんだかとても良い感じだ。