魔法先生ネギま! 299時間目 ネギの答えVS.フェイトの答え

きゃー、もう299回か。次回はもう300回目。気が早いけれども、もう原稿も出来ている事だろうし、赤松先生おめでとうございます。
で、物語の方も、なんだか凄い大詰めと言う感じ。このまま終ってしまうような・・・いやいや、まだだ、まだ終らんよw。
今回のポイントは、ネギが示した未来を受けて、ポヨさん(ネギ命名)が「それこそが超のいる未来」と看破したことだろう。
おそらく、それは正しいと思われる。ここでの時間の流れは、つまり「超が来て、ネギと戦って、破れた」歴史は、予め予定されていた未来。つまり超は歴史を運命の通りに作ったタイムトラベラーだったということ。そうでないと、超の存在自体が危うくなるので、物語的にはこの設定でないと色々問題になる。(もちろん、別の設定にも出来るけれども、その場合よりSF的になって複雑な上につまらなくなる。これは赤松漫画の良しとしない所だろう)
もう少し具体的にしてみよう。つまりネギが魔法世界を保持出来たとする。その際、魔法世界からの難民は生まれず、その一時は問題解消となる。しかし、ネギはどうやって仮想世界である魔法世界を保持するのか。ここからは推測になるが、おそらく、魔法世界を現実世界に移行させるのだろう。つまり本当の火星に魔法世界を出現させる。これは、超の言っていた、百年後には火星に人が住めるようになるという言葉と一致する。で、どうなるか。同じ世界に、遠く離れているとは言え、文化の違う種族がいることを知った時、人類はどうするか。互いを疑い、信じられず、「必然として」戦争という悲劇に向かってしまう。超のやろうとした事は、その文化の違いそのものを内側から無くしてしまおうという事だったのだろう。
しかし、それは本当に「必然」なのか。その定められた未来は、変える事は出来ないのか。
それは、龍宮隊長のネギに対する言葉や、超の最後のセリフからも、決して定められた事ではないと思われる。悲劇は起きるかもしれない。しかし、何億もの命を凍結して片方を救ったり、人々が作り上げてきた文化を不自然に作り変えたりするよりも、より困難でありながら「勇気」をもって未来を切り開いていくという意志の方が健全だ、ということだろうか。
ポヨ大魔王は、「本気」を出した隊長によって抑えられ、目覚めたクラスメイト達もこれ以降活躍しそうな気配。
ポヨさん、ザジさんが魔族だったとか、隊長が魔族ハーフだったとか、色々衝撃的なはずなんだけれども、実際にはかなりの確率で想定済みの設定だったりして、単に納得するだけだったり。生えてくる牛角とか、鬼角とか、黒肌が魔族だとすると、パイオとか、ココネとかどうなんだろうと思ったり。魔族の孤児だったりすると萌えるなあ。
何はともあれ、次回以降、クラスメイト達の活躍希望。