第58回アニメスタイルイベント 月刊アニメスタイル発表記者会見 ロフトプラスワン

本当に記者会見だった。いや、何時ものイベントの態ではあったのだけれども、内容としては記者会見だけを目的としていて、それ以外の仕掛けは一切なかった。まあ、今回で58回と、非常に息の長いイベントだから、こんなものもあってもよいのかな。
10年前、アニメスタイルが雑誌として刊行されたと思ったら、すぐにウェブ化した。そして、ほぼ同じ頃このイベントも始まったらしい。それがほぼ10年後の今、また雑誌として刊行される。
今回のイベントは、言ってみれば、10年の歴史をもつアニメスタイルの新たな門出のメモリアルイベントと考えれば良いのだろう。
細田守吉松孝博大河内一楼と、親交の深いクリエーターが見守る中、どこか歯切れの悪いアニメ様は、イベントの盛り上げどころを見失っている感じだった。このイベントには数えるくらいしか参加してはいないけれども、こんな雰囲気の小黒祐一郎は、あまり見たことがないかもしれない。
そんなアニメ様だけれども、時折飛び出す言葉が重い。「アニメの為になることをしたい」。こんな事をストレートに言う人はなかなかいない。今回の月刊化も、重い決意を持って臨んでいるのだろう。
まるでまな板の上の鯉のようなアニメ様だったのだけれども、そんな様子を見て、なんだかぐっと来てしまった。
頑張って欲しい。

この人に話を聞きたい アニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001 (ANIMESTYLE ARCHIVE)

この人に話を聞きたい アニメプロフェッショナルの仕事 1998-2001 (ANIMESTYLE ARCHIVE)