2015年声優イベント参戦雑感

さて、まだ大晦日まで2日残しているのだけれども、今日でイベント納めと決めたので、今年のイベント参加について書いておこう。つーか、こうしてブログに書き込むのも久しぶりか。
昨今の声優イベントの数の多さは尋常じゃない。今年は絶対過去最大数になっているはず。
その理由を考えてみたのだけれども、まずイベント企画が通り易い環境が完全に整ってきたということがあるだろう。金かけずに告知できるネットが普及したり、大物から駆け出しまでイベントに出たい、出られるキャストが揃ってきている。その為、今までイベントに無頓着だった企業も積極的になったり、小さな企業もイベントを打ってたりする。
アイドルブームの浮かれた雰囲気も大きかったはず。AKBのアイドルブームはそのままアイマスラブライブのアイドルアニメブームに繋がり、その結果、声優のアイドル化が歌うとか顔出しとかのレベルどころではなく、ステージ上のがっつりしたパフォーマンスが当たり前くらいの雰囲気になりつつある。それはより若手の、その手のスキルを持った新たな声優達の活躍の場を作ることとなり、それが呼び水となってよりマルチに実力のある声優が脚光を浴び始め、それがまたステージの質の向上を生み、その結果またイベントが盛況となっていくという好循環が作り出されている。
そして、そういったステージの質の向上と、世間のオタク文化への抵抗感の薄れから、このエンターティメントに流入してくる新たなお客も増えているのだろう。だからこそ、これだけイベントが増えても集客が頭打ちにならず、イベント効果が期待できて次のイベントも積極的に開催されて数が増えていく・・・
今年は、実はアニメ的に業界の中心になるほど大きな話題のアニメは無かったように思う。けれども、逆に中堅クラスの魅力があってある程度売上げたアニメは結構沢山あったように思う。全体的にマーケティングの質が向上し、またそのようなデータに即した作品を作る体制が確立し始めている印象がある。アニメが、膨大に膨れ上がったライトオタク層に対する産業としてかなりしっかりとした根を張ってきているのかもしれない。
声優イベントもそう。これだけ沢山いる受け手に対して供給できるエンターティメント、若しくはマーケティングとして、イベント開催の方法も確立してきているように思う。
一昔前は、どこのイベントも案外ゆるゆるで、ある程度一生懸命になれば粗方の目ぼしいイベントを周ることが可能だったのに、今ではかなり綿密な取捨選択をして、その上で選ぶべき人気イベントはかなり必死にならないと参加が難しいという、個人で動くには非常に厳しい状況になっている。
私にとってイベント巡りはこの業界の全体の雰囲気を知りたいという欲求もあるので、このような状況は本当に辛い。いっそ、現場イベントを全部捨てて、ネットパトロールをしてた方が全体像が分かるんじゃないかと思うほどw。
しかし、現場には現場に居なければ分からない雰囲気は絶対にあるし、なにより声優の生声を聞くという最大の目的があるので、まだしばらくイベント巡りはやめられないと思うのだけれども。
因みに、今年個人的に心残りに思っているのが、このブログが途中で止まっていること。イベントに参加するのと同じくらい駄文を書き留めておくのも好きなので、これはどうにかして取り戻したいとは思うのだけれども。
来年の目標は、まずこの日記の再建からかな。何時取り戻せるかは分からないけど。
まだ二日あるので〆の言葉には早いか。今日は唐突にここで終わります。