コードギアス 反逆のルルーシュ 1話

いいね。なかなか良い。まず、今の日本における潜在的な不安感が全面に表現されるオープニングが良い。完全占領下に置かれ、能力の低いものは貧民地区に暮らし、支配者の都合で惨殺される日本人。兵士に銃殺される老夫婦の姿は、格差社会の下切り捨てられている老人。今、既に存在する現実だ。この後の展開として、主人公には単純な救世主にはなってもらいたく無い。完全なアンチヒーローとして、彼があがけばあがくほど、逆に日本人が追い詰められてという総鬱な展開を希望。「現在」を炙り出すにはそれぐらいが丁度良い。頑張って欲しい。

天保異聞 妖奇士 1話

うわー、會川昇アニメだ。もう會川節が炸裂しまくりで、見ていて身もだえしてしまう。どうしてこう、社会に対しての鬱屈した不満を表現する事にこだわるのか。不満の表現だけでは社会への甘えの裏返しでしかないという、30年も前に結論の出た問題を延々見せつけられるのは辛すぎる。とはいえ、杉浦日向子が取り付いているかのような江戸庶民描写などは見ごたえがある。全体的なクオリティで見せられそう。うーん、辛いなあ。w

史上最強の弟子ケンイチ 1話

一見適当なようでいて、結構考え抜かれている主人公の性格設定が良い。これならば無理無く少年の成長物語が語れそうだ。極端な悪人像も、結構現代の雰囲気を上手く捉えているといえる。単純な構図の作品だが、こういうものこそ強い快楽を与えてくれるもの。今後もつい見てしまうだろう。

ラジオdeアイマSHOW! 公開録音EVENT 〜今、田舎村で落ち合おう!TORICO de 2006 曳舟文化センター

公開録音という事で、結構気楽に参加。つまり、あまり多くを期待していなかった。ところが、結果的にかなり満足度の高いイベントだった。
(あ、ちなみにこの日記はネタばれを含んでます。)
内容的には、ほぼラジオ公開録音だけで構成させており、公録後のライブパートで数曲、とかのサプライズはなかった。しかし、それでもあまりあるほど楽しさ。なにより素晴らしいのが、この公演時期だろう。ラジオの方は2クール終了2回前の放送直前であり、丁度、番組継続が発表させる時期。それを今回の公録の演出の中に上手く織り込み、出演者達の行うオーディションコーナーの甲乙に番組存続を賭け、それをプロデューサー(参加した観客)に判定させるという構成は、べたであっても大いに盛りあがった。結果的には存続が決定、ただし落合祐里香が仕事の関係で継続できず、代わりを仁後真耶子が務めることとなった。その為、仁後真耶子もシークレットゲストとして参加し、落合祐里香の卒業式も行われる展開も。これらの発表前にはTORICOとして1曲だけ持ち歌の披露もあったのだが、もしかしたら、これが最初で最後の披露となるわけだ。その他にも、公録パート以外に参加したプロデューサーを直接弄るコーナーなどもあり、公演時間は、当初のアナウンスで1時間半ほどとされていたのが、終わってみれば2時間半を超える長いイベントとなった。
音響設備も悪く、歌も1曲だけだったが、工夫次第ではいくらでも面白い声優イベントに出来るという事だろう。出演者も、落合祐里香の、受身でいながら独特の雰囲気を醸し出す弄られ役をそのままに、常にアイマスの舞台を引っ張ってきた中村繪里子今井麻美が今回も縦横無尽の活躍で、会場を大いに沸かせていた。アイマスにとって、このセンター二人の活躍がいかに大きいかを、改めて認識した。この二人がいる限り、ラジオの方も磐石だろう。今後も様々な展開を期待したい所だ。