TBSアニメフェスタ2008 文京シビックホール

毎年行われる、先行上映がメインのイベント。このイベント、「五つ子ランド」から参加しているな。(つまり全部)今年は、生で「?でわっしょい」を体験する事「だけ」に意識が集中していたり。
実際には「明日のよいち!」「夜桜四重奏」のキャスト発表とか、「鉄のラインバレル」「明日のよいち!」「夜桜四重奏」「CLANNAD AS」の一話、「ひだまりスケッチ×364」の特別編上映、その他主題歌の生演奏など、なかなか充実していた。声優トークとかもあったけれども、何か企画をするわけでもなく、あっさり目だったように思う。
普通だったら、せっかくのイベントなのだから上映よりも声優トークに力を入れて欲しいとか思うのだけれども、上映された作品がどれもなかなか面白かったので、それなりに満足。

鉄のラインバレル 第1話

空から女の子付きロボットが落ちてきて、ウルトラマン的な展開で、エヴァンゲリオン的な世界に持ち込む、と言った作品。狙いがとても明確で、露骨で、思わず笑っちゃうくらい。これって、突っ込みどころ満載なのが一番の魅力かもしれない。これを海外で先行上映したとか、恥ずかしすぎて身もだえしてしまいそうw。
真面目に言うと、そういう気恥ずかしい部分をしっかりやろうという辺りは評価すべき点かもしれない。受け入れられるかどうかは別にして。後は、もう少し細部に気を使って欲しい。血のついた制服を最後まで着替えない主人公とか、生理的な矛盾点などが引っかかる。
勢い込んで作っているけれども、結局これがエヴァとかを超えることなどは、金輪際無いのだろうなあ。

明日のよいち! 第1話

美人姉妹の格闘道場に、山篭りしていた主人公が居候しにやってくる物語。けど、主人公は女の子に変身しません。
「らんま」の設定から変身の要素を抜いて、スラップスティックから人情話にシフトさせる意図か。どたばた展開になると少し無理がある辺りが、かの作品のスケールダウン作のように感じさせ、少し苦しい。
とは言え、主人公が世間ずれしてない真面目で爽やかな青年であり、それが世間とのギャップでトラブルを巻き起こすという構図が、結構丁寧に描かれていて好感の持てる作品。

夜桜四重奏 第1話

妖怪と人間が共存する町で、問題を起す妖怪を退治する4人組の話。基本は妖怪と人間との確執と和解をテーマにした展開になるっぽい。
妖怪を題材にするのならば、その妖怪の特質をもっと魅力的に描いて欲しいものだけれども、その辺りに拘りが無いようなのが残念。今回の銃乱射犯て、何の妖怪で何がしたかったの?
まあ、この手の作品はスタイリッシュな雰囲気さえ作り得れば成功だろうから、その辺りの魅力が作画上でもっと表現される事に期待したいところ。

CLANNAD アフターストーリー 第1話

前作と全く同じ高クオリティ。さすが。
原作ゲームは未プレイだけれども、聞く所によるとこの作品の本質は「この後」にあるらしいので、大いに楽しみ。つーか、やはりゲームやるべきか。