エンタだ!祭りだ!まかでみ・WAっしょい! 秋葉原UDX 2階 AKIBA_SQUARE

一寸した時間つぶしに。MA・chu・RIこと伊瀬茉莉也宮崎羽衣福井裕佳梨の三人の掛け合いがどんなものかが一番の興味。やはり宮崎羽衣福井裕佳梨という天然ボケコンビに伊瀬茉莉也が挟まれる、という感じだったw。そこに、止まらないKYこと小清水亜美がMCを任されているものだから、なんだかよく分からない内にトークパートは終わってしまった。
後は、村田あゆみも登場してOPとEDの披露とか。けど、結構スペースも大きく取ってのイベントなのに、どこかしまりの無い感じだった。一番良かったのは、よく編集されたPVだったりして。少し勿体無いかな。

秋だ、一番!ゆかりちゃん祭り!! JCBホール

田村ゆかり恐るべし。毎度の事ながら、彼女には感心させられる。
今回のライブは、少しイベントちっく。MCにミッシーを入れ、メインは人気投票によるベスト10の楽曲を歌う。その他、激しめの曲を最初に3曲、キャラソンを1曲、そしてアコースティックも3曲。終わってみれば計17曲で、充分ライブといってよいボリュームに。それに他の趣向のベストテンの紹介とかでトークを混ぜて、気が付いたら実に3時間、ライブとしてもトークとしても楽しめる、なんとも言いようの無い楽しい時間だった。
田村ゆかりトークは、決して本心を明かさないという所に最大の魅力があると思う。彼女が「真面目に話すね」とかの前振りを言った事など、ほとんど思いつかない。本心を隠し続け、逃げ続けているからこそ、まるで猫の様な魅力が出てくる。隠す態度の中にも本心らしきものをチラつかせ、こちらに本心を見つけ出したような錯覚を与えるからだ。
今回、あえてその姫様の戦略wに乗って、このライブにおける彼女の本心を探って見ると、いろいろと面白い。今回の構成は、トークで水増しした方が幾分楽だからではないかとか、定番曲の客の反応を確認したかったからではないかとか。実際の所、ツアー全体で歌った曲目は結構多いから別段楽でも無いだろうし、客の反応など今更確認しなくても充分承知しているだろうが。
ただ、一つだけ気になった事がある。今回のライブ、全体的に姫様ははしゃいでいたように思うのだが、特に子供のようにはしゃいでいたのが、アコースティックコーナーの前後。そこに姫様の真意を妄想してしまう。このコーナー、まるで自分から雰囲気を壊すような言動をしていたけれども、実は一番姫様がやりたかったコーナーではないだろうか。引いては、今回のこの構成自体、実はアコースティックコーナーをやりたいが為の変則的なものだったのではないだろうか。
実を言うと、以前から田村ゆかり自身の音楽的趣向は、もっとバラード系にあるのでは無いか、と思っている。下手をしたら、自分のバラードを人に聞かせるのが目的で声優をやっている、というくらいに。まあ、それは妄想が過ぎるだろうが、少なくとも姫様が歌を歌う時、バラード系が一番はまっているというのは、誰もが感じる事では無いだろうか。
ともあれ、今回だけで姫様の色々な魅力を見ることが出来た。次には、それらの魅力をより深めた、例えばバラードオンリーのライブとかを期待したいものだ。