生徒会の一存 1話

案外ふつーの作り。生徒会室内だけを舞台にした、演出に凝った作品になるかと思ったのだけれども、色々やって普通の作品にしようとしている。テンポは良かったので、楽しめたけど。あと、キャラデザは、これでしか出来なかったのかな? 一昔前の同人誌みたい。

そらのおとしもの 1話

想像力の欠如は、これほどまでに醜い作品を作ってしまうものなのかとげっそり。いや、デスノートの時代の後に作られた作品として、これはどうなの? なにやら純愛を描きたがっているような気配を感じるが、全人類を死滅させておいて、己を顧みない主人公に、何を期待してよいのか。これが振りだったらよいのだけれど。

君に届け 1話

地獄少女が幸せになる話。いやいや、能登の声がこれ以上無くはまっていて、感動してしまった。地味だけど誠実な女の子がカッコイイ男の子に見初められるという、少女漫画の典型だけれども、どことなく新鮮。不幸の原因はディスコミュニケーションで、誰もが優しいというファンタジーが良いのかな?
演出的にも、作品の大部分をサワコの内面で描いているのに、最後のワンシーン「君に届け」のみ男の子のモノローグになっているあたりが憎い。このセリフによって、サワコを画面の外から見続けていた視聴者の感情が、作品内に「届く」演出と言える。ぐっときた。