君に届け 1話

地獄少女が幸せになる話。いやいや、能登の声がこれ以上無くはまっていて、感動してしまった。地味だけど誠実な女の子がカッコイイ男の子に見初められるという、少女漫画の典型だけれども、どことなく新鮮。不幸の原因はディスコミュニケーションで、誰もが優しいというファンタジーが良いのかな?
演出的にも、作品の大部分をサワコの内面で描いているのに、最後のワンシーン「君に届け」のみ男の子のモノローグになっているあたりが憎い。このセリフによって、サワコを画面の外から見続けていた視聴者の感情が、作品内に「届く」演出と言える。ぐっときた。