アニメージュ MAR.2006

春新作 何処をとっても 腐女子向け 
などと詠みたくなってしまうような内容だった。これほどまでに女性向けアニメが進出してこようとは。
80年代のアニメブームでは、最後に女性向アニメのブームが来て、それ以降長いアニメ暗黒期に入ったという印象があるが、今回はどうなのだろうか。
前回の女性向けアニメブームが起きたのは、アニメブームが衰退していく中で、男性ファンよりも心変わりしない女性ファンがクローズアップされたのと、未開拓分野として残されていたというのが理由だと思うが、それは今回も同様だと思う。ただ今回、状況で違う点として、作り手側に女性の進出が進んでいる、という事は無いだろうか。スポンサー等にも女性が食い込んでいる所があるかもしれない。新作の顔ぶれを見ているとそんな気がしてくる。
やはりアニメのようにクリエイティブな物は、単なるマーケティングだけで成り立つのではなく、創造意欲も大きく左右するはず。案外、この女性優位的な流れは長く続くかもしれない。
新作の中の期待としては、原作付きながら「涼宮ハルヒの憂鬱」と「夢使い」。
ハルヒ」は以前からアニメ化を希望していたものだが、京アニが付くというとんでもない事態に。期待せずにはいられない。
夢使い」も原作のファン。というか前作「ディスコミ」の大ファン。今回は「夢使い」をさらにアニメオリジナルの勧善懲悪パターンに組み込むらしいが、それでもこの作品がクローズアップされるのは嬉しい。やまざきかずお監督ならばある程度のものに仕上げてくれそう。出来れば「ディスコミ」の映像化も目指して頑張って欲しい。
ところで、記事の中にまた能登麻美子小松基地訪問の件が載っていた。このネタ色々と引っ張るなあ。嬉しいけどw。