記憶薔薇園(DVD付)

記憶薔薇園(DVD付)
素晴らしい。見事に清水愛ワールドが展開している。
「記憶薔薇園」は、心変わりを責める明るいながらも毒を含んだ歌。「わたしのおしろ」は、儚い愛を悲しみ永遠の愛を求めるしっとりとした歌。曲調こそ違うが二曲の意味は同じ。どちらもファンタジックな詩で綴られており、直接的な表現ではない。なので、もちろん普通の少女の歌ともとれるが、それ以上の意味も読み取る事が出来る。つまり清水愛からファンへのメッセージとして。実際、詩の中には普通の少女のイメージを越えた単語も多く含まれていて、アイドル声優清水愛を意味しているとしか取れない部分もある。
記憶薔薇園のプロモ映像もかなり意味深だ。清水愛が望遠鏡で見下ろすのは自分とピエロのゲーム。二人で積み上げた積木をピエロが崩す。見下ろし見下ろされる関係はアイドルとファンの関係を思わせる。ピエロをファンとすれば、清水愛が積み上げたファンとの関係をファンの方が一方的に崩してしまう事を悲しんでいるようにもとれる。多くのファンはアイドルの所には留まり続けてはくれない。結局は次々に現れる新人アイドルに心移りしていくもの。そんなアイドルの儚さ、哀しさを表現しているようだ。
私自身、清水愛ファンである事を表明しながら、他の多くの声優イベントを楽しんでいる。聞いている内に、清水愛ファンとして、ブログで書いている事をいろいろ申し開きしたくなるような、そんなCDだw。