ガラスの艦隊 第1話

タイトル画を見る限り、「ベルサイユのばら」のキャラによる「銀河英雄伝説」のようだ。なんかどこかで聞いた事のある設定。
最初の戦闘相手が下品な貴族だったり、戦闘シーンでは下級兵士の死に様を執拗に描いたりと、かなり銀英伝を意識しているのが判る。しかし、戦争開始にいたる背景描写などは芝居がかっていて稚拙な印象。ベルばらの中の歴史ドラマではなく、宝塚的な見栄えだけを抽出しているようだ。戦争を題材にする際にはこれだけは守って欲しい、というラインがあるのだが、この作品はどうやらそのラインに抵触しそうな予感。「人民を解放すると言っておきなから、執事とメイドを傅かせて戦闘中にお茶しようとしている奴など、最初に死んで欲しい」とか思ってしまった。(いや、もちろんここに至る経緯があるのだろうけど。)期待している作品なので少し心配だ。