綾瀬夕映の神社仏閣めぐり 伏見稲荷大社 伏見

crow22006-04-22

全国の稲荷信仰の総本社である伏見の稲荷大社にやってきたです。
ここは無数に鳥居が並ぶ「千本鳥居」が有名です。ネギまにおいても、ネギ先生とコタローさんが最初に戦った関西呪術協会本山入り口のモデルになっているですね。
「千本鳥居」と言われているですが、実際にはもっと多く、1万あるといわれているです。また、伏見稲荷は稲荷山全体が神域になっていて、鳥居はその参道のほとんどに設置されているです。ですから、ネギまに出てきたような平坦な並びは、実は最初の内だけで、その後は山道の斜面になっているです。その圧倒的な数の鳥居の並びは幻想的で、厳かな気分にさせられるです。
伏見稲荷大社主祭神宇迦之御魂大神です。ちなみに稲荷神とは宇迦之御魂大神など穀物の神の尊称です。例えば宇迦之御魂大神神道系ですが、インドの鬼神、荼吉尼天を奉っている仏教系などもあるです。そのくらい幅広く庶民に信仰されているということですね。稲荷社は全国に3万以上あるといわれているです。
伏見稲荷大社は、そんな稲荷神神道系の総本社です。二十二社の上七社の六位、つまり日本で六番目に偉い神社とされているです。ご利益は五穀豊穰・商売繁盛・交通安全などです。
ちなみに、稲荷といえば狐ですが、もちろん稲荷神は狐ではないです。狐は稲荷神の使い、眷属とされているです。なぜ稲荷神と狐が結びついたのかはよくわからないないようです。一説では、宇迦之御魂神は別名、御饌津神(みけつのかみ)といい、狐の古名「けつ」と結びついたからだそうです。狛犬のかわりに狐像、絵馬のかわりに狐を象った札になっていて、境内は狐だらけです。
私が行った日はちょうどお祭の前日で、境内は少し騒然としていたです。このお祭では、年に一度4月20日に一番近い日曜日に、市内を大きな神輿が巡るようです。これを見学できなかったのはとても残念ですね。