小林ゆうのゆうゆう祭りin 東大 東大本郷キャンパス

東大主催による小林ゆうトークライブ。司会は東大生、そして小林ゆう単独のトークと言う事で、少しばかり危惧したが(以前の能登麻美子の時の例があるので)結構話しが転がっていてなかなか楽しめた。最近のイベントの小林ゆうは突っ込まれ役が定着しすぎて、いつもあわあわしている感じだったが、ここでは「あがっている」と言いながらも、しっかりと落着いた対応をしていた。なにより彼女には「絵」があり、最高の潤滑油になっていた。
構成は、そんな画伯に今までの出演作品にちなんだ「絵」を描いてもらいその作品を振り返るコーナーと、一問一答コーナー。
どちらも積極的に答えてくれている感じで、実に好感度が高い。
特に印象に残ったのは、「あなたにとって声優とは?」という質問に対する答え。「自分の全て」と答えていたが、それが本当なんだろうなあと思わせる。他の質問においても彼女の気持ちの全てが声優という仕事に向かっている事がひしひしと感じられる。彼女の愚直ともいえる一途さには、本当に胸を打たれる思いだった。
彼女のトークは常に真摯なものだが、今回の1時間半という時間の中で小林ゆうの本質をさらに深く見れたような感じで、なかなか有意義なイベントだった。