メイド喫茶

アキバに出ている友人との落ち合い場所として指定されたので、入る。
しかし、連絡がメールで「15分以内にLittle PSX」だけって、いったい何のアキバ王選手権なんだか。それも「実は最近移転したばかりで地図にも載ってません」とか言われるし。ブロッコリー店頭の詳しいメイドさん、ありがとう。
実はメイド喫茶に入るのはこれが初めて。いや、実際にはずっと以前、ブロッコリーの「ピアキャロ喫茶」とか「巫女喫茶」でお茶した事があったか。あの頃はメイド喫茶という単語もなかったような気がするが。
中に入って気になったのが、結構普通の人、それもカップルが多い事。明らかにオタクじゃないようだ。最近はアキバの観光地化とか言われ、路上でも以前より普通の人を見かける事が多くなったが、やはりこういう所に入りに来ていたのか、と改めて感心する。彼らはアキバのオタク文化そのものよりも、その異文化性を楽しみに来ているのだろう。オタクの同人誌に興味はないが、メイド喫茶コスプレイヤーには注目する。未開人の宗教に興味はないがその儀式を見学するようなもの。
アキバはオタクの聖地として祭り上げられているものの、実際には、オタクの奇異性だけがクローズアップされ、さらしものにされる街になっているといえるかもしれない。こんな事が継続的に行われている事を思えば、オタキングが「オタクは死んだ」と涙するのも判る気がする。
待ち合わせの為だったので、5分ほどで店を後にした。
この後もメイド喫茶に入ることは、多分無いだろう。