相曽晴日・岩男潤子の〜ねこ曜日におじゃまします〜 全労済ホール/スペース・ゼロ

今回は相曽晴日とのジョイントライブ。ライブ名の由来は谷山浩子ライブ「猫森集会」のお休み(ねこ曜日)に会場を使わせてもらっているからとか。出演者二人にとっても縁深い人で、途中、声の出演というサプライズもあったり。
曲の構成は二人のデュエットあり、持ち歌の交換あり、ソロパートありとバラエティー豊か。アコースティックライブであり、岩男潤子は主にギターを(ソロ「ここにいるよ」の時だけピアノを披露していた。)、相曽晴日はピアノを担当していた。今まで歌った事のない曲を沢山聞く事が出来き、結構貴重なライブだったと思う。特に谷山浩子から゛大リクエスト"をされたという「テルーの唄」は、二人の特色がよく出た全く別の唄になっていて、聞き応えがあった。またトークも多く、二人の楽しい掛け合いも楽しむ事が出来た。
ソロライブなどでは、自分の深いところに入っていって、凄い世界を作ってしまうものだが、今回は、途中途中の相曽晴日の掛け合いで「普段の自分」にたち返ってきているようで、どこか日常を感じさせる雰囲気のライブだった。しかし、そんな中でも尊敬する先輩とのジョイントという事からか、ピリッとした緊張感も感じさせ、ライブ中の二人の心の交流も強く感じ、普段の岩男潤子ライブとは全く別の魅力を持ったライプになったいた。二人のデュエットも、少しハスキーな相曽晴日と、艶やかな岩男潤子の歌声のハーモニーが絶妙に合っていた。
谷山浩子のサプライズトークでは、3人でライブをやりたいと言う事も言っていたので、是非それを実現して欲しいもの。