ネギま!?neo 1話

大体方向性がわかってきた。新アニメ版も含めて。つまり、ネギまという素材を、興味を引きやすい部分とか判りやすい部分を膨らませて、新しい読者や視聴者の獲得を狙う、というコンセプトなのだろう。けれども、それって素材になる物が難しかったり、とっつきにくいものに対してやる手法のばす。例えば、マジックザギャザリングに対するデュエルマスターズみたいな。けれども、ネギま!ってそんなにとっつきにくいもの?難しさとかの面だけでいえば、両者(!と!?neo)にほとんど差は無い。ただし、色々と劣化コピーをおこしているので、作品の深みが格段に下がっている。いわば、同人作家が間違えて「自分の解釈」で好きな作品を語り直してしまった、みたいな感じだ。(この場合、同人作家というと藤真拓哉を指してるみたいだけれど、実際に間違えているのは監修:シャフトがらみだろう)キャラ造形も色々と劣化をおこしていて、例えば、刹那のコメディーリリーフへの変節などは、色々な意味で気分が悪い。(成長エピソードが削除・設定そのものが簡略化・単なる用心棒扱い・単なる変質者扱い・声優小林ゆうの影響など、浅はかさがてんこ盛り)
さまざまな展開をしてくれること自体は面白いけれども、このままでは作品そのものの存在意義が無い。いっそ、設定を根底から覆すような展開を期待したいもの。480円は高いし、他に見るものは本当に無いし(しみじみ)、単行本出るまで放置かな。