平成18年度自衛隊観艦式

重ねて言うが、私はオタクはオタクでもミリタリーオタクではない。普段からの興味も知識もほとんど無いが、友人に誘われたので滅多に無い機会だからと参加したもの。
観艦式というものが一般に公開されているという事も知らなかったし、それが実際の自衛艦に乗って参加するものだという事も後で知った。というか、それ以前に観艦式が3年に一度だと言う事すら知らなかった。
始発に乗って朝早くの横須賀港に着き、そこから出航して2時間以上。駿河湾において観艦式が行われる。まずは艦艇の閲覧として、観閲艦部隊が2列に並んだ間を受閲艦部隊が一列になって通りすぎる。次に両部隊ともUターンし、今度は観閲艦隊の左舷を受閲艦部隊が通り抜けながら訓練展示を行う。
護衛艦の祝砲発射や対潜ロケット弾発射、潜水艦のドルフィン運動など、迫力のある展示も。個人的に一番の見物は、観閲艦部隊がUターンするシーンだろうか。全ての自衛艦が水面に弧を描きながら一斉にUターンする様は実に壮観だった。
あいにく天候の回復が間に合わず、訓練展示の頃には晴れ間が見えていたにも係わらず航空機観閲は行われなかったのは残念。
観閲官である首相はヘリでやってきて観閲し、演説を行った後またヘリで帰ったようだった。
こちらは帰りも同じ時間をかけて帰港する。乗せてもらった自衛艦の中は結構自由に見て廻る事が出来、退屈する事はほとんどない。なにより、甲板で何もしないで海風に当っているだけでも気持ち良い。興味深くもあり、参加できて嬉しい充実したイベントだった。