機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 1話

作画に3Dを多用する事の出来るロボット物の欠点は、画に味気が無くなる事。どんなに他の作画を頑張っても、視聴者の視線を奪う3D作画ロボットがメインである以上、その弊害からは逃れられない。だから、同等の比重がかかるキャラのデザインに力を入れるのは当然。その点、この作品はかなり面白い。肉感的なフォルムと漫画的なパーツでなかなか見せてくれる。ヒロインが身を乗り出したときのブラちらとか、ドキッとさせる力を持っている。
作品としては、Gガンダムのリアル版といったところか。ごく普通の少年が、世界の命運を握るロボットに乗るまでを、実に自然に見せているのはなかなかの手腕。よくよく考えている。メカメカしいロボットなのに意志を持っているみたいだったり、自己修復してみせたりと、謎も多い。この謎と予定調和的な世界大戦のシステムを上手くからませられれば、結構面白くなりそう。