STARCHILD FESTIVAL 2007 spring NHKホール

スタチャのイベントは前回の神戸にも行っている。あの時はかなり気合を入れて行ったのに、せっかく近場でやってくれるこのイベントでは、忙しさにかまけて、気合を入れている暇も無かった。だから、内容的には「まなびストレート」のコーナーがあることくらいしか知らなかったり。誰が出演するのかも定かではなかった。
だから、のっけの「まなびストレート」コーナーのメイン出演者全員集合と知り、慌ててテンションあげてみたり。つーか、知っていればイベント前のワクワク感も味わえたのに、とか思ったり。
それから後は、もう何がなにやら。
「まなび」はキャスト全員がキャラソンを歌ってくれたし、「ひまわりっ!2」もメドレーとして全員が歌う。のっけから野中藍の、あの破壊的に魅力的な歌を持ってこられて、一発でやられてしまう。他にも、あの中田"ピッチボイス"あすみがあんなにも背が大きくなって、それでもなお可愛い系の歌を歌っているあたりにちょっと感動。「ヒロイックエイジ」では、普通、この手のステージでは孤軍奮闘の田村ゆかりが、清水香里という参謀役を味方に付けてトークを大混乱に。「ながされて藍蘭島」では、「やりすぎ」である事をしっかり意識した寸劇をきっちりこなしてくれていて、会場全体を異空間にしていた。これがやれる「スタチャ」は本当にすごいと感心してしまう。どの作品のコーナーもその作品の特色に合わせた魅せ方をしていてかなり楽しかった。
そして、後半はライブパート。ここもまた凄い面々。
前半からアシスタントとして頑張っていたPuppy's clockの二人、いつもどおり凄いパフォーマンスの白石涼子、劇ナデの歌が聞けてかなり嬉しかった松澤由美などなど、一人の外しもない構成が続く。そして神田朱未野中藍が各自ソロで登場。神田朱未が「いつだってLove&Dream」が歌った時には、「ネギま!」イベント初期を髣髴させるかの盛り上がりを見せていた。野中藍も、独特の歌いまわしで、強烈にその魅力をアピール。ある意味、このイベントの中で彼女の歌が一番印象に残ったのではなかろうか。そして、スタチャの大御所ともいえる高橋洋子が堂々とエヴァ系2曲を歌う。榊原ゆいは、なんと「おとボク」の夏服制服コスで登場。それはもうエルダーの貫禄で見せていたが、それよりなによりその卓越した歌唱力を大公開。コスプレで抑えられていてもしっかりダンスを見せているあたりも凄い。堀江由衣は天性の客弄りと、その魅力的な声でしっかりトリとして、会場を沸かせていた。そして、オオトリはangela。普段の彼らだったら余裕でその立場をこなす所だろうが、病休明け初のステージらしく、どこか緊張気味。それでも、新曲と共に激しいステージを展開してイベントを閉めてくれた。
まあ、とにかく凄い構成で、「さすがスタチャ」と言ってしまえるイベントだった。やはりこれは最大級のアニメ系ステージイベントだろう。また、近く開催してくれる事を期待したい。出来れば近場でお願いします。