ネギま実写キャスト発表雑感

やっぱり気になったので、昨日の内から2chあたりを覗いてみたり。これだけネットで情報が漏れているのならば、ネタばれも何も無いだろう。
第一印象としては、「かなり頑張っている」。個人的には、ぱっと見としての第一関門は突破している感じだ。
後、アニメ声優系にも親和性の強そうな面子が加わっているっポイのも良い。
この実写化、発覚当時から「もう生理的にダメ」と言うような反応をする人が多かったが、その理由について以前から少し考えていた。
アニメ化の時も若干反対の声は上がったがここまでではなかった。
実写で再現できるはずが無いという声もあるが、実写の魔法使いものなど今までいくらでもあるし、「クラスメイト編の方がが好き」という声も多いのに、いまさらスペクタクルを求めたり特殊効果を気にしだすのも、なんだかこじつけくさい気もする。
結局、一番の理由は「ネギま!の世界にアイドルが入ってくるのがいや」というものなのではないだろうか。アイドル、つまり「実物の女の子」がクラスメイトを演じながら、その裏で「キモーイ」とか言っているかも知れないとか想像すると、どうしても生理的に許せないのかもしれない。
それが、なぜアイドルではダメで声優ならばOKなのかと言えば、声優はアニメ声優としてこの業界にどっぷりと浸かってくれていて、言ってみればこちら側の人間だから。正確に言うと、こちら側の人間であるというイメージ作りをしてくれている存在だから。このイメージ作りはアニメ声優業界が全力で取り組んでいるものだろう。
けれども、アイドルは違う。彼女たちはアニメオタク産業の枠外にいる。さらに、彼女たちは年端もいかない者ばかりなので、こちらを気遣う気持ちも無いかも知れないという恐怖はより強くなる。
一寸例えてみよう。
赤松健が男やもめの父親だとして、読者は子供。そこに育児経験豊富な乳母として声優がやってきたとしても、安心して受け入れることが出来るだろう。しかし、そこに年若い後妻としてアイドルが入るとする。若さは育児経験の無さを想像させ、どうしても反発を覚えてしまう。
しかし、本当にそうだろうか。
アイドルは年若いとは言え、立派なプロだ。観客への気遣いを叩き込まれているはずだ。つまり、子供としての観客の為に育児の勉強をしてきてくれているプロとしての母親役なのだ。
そして、アニメ声優系にも親和性が強そうな面子、つまりこちら側っぽい雰囲気の者を揃えてくれていれば、「ネギまアイドル」としてのイメージは結構上手く確立出来るかもしれない。
まだまだ彼女たちが動き話す姿を見ていないのでなんともいえないが、上手くいってくれる事を期待したいものだ。