魔法先生ネギま! 183時間目 思い出がいっぱい

今回もイギリス旅行前のこまごましたクラスメイト編。「遊び」としての夏休みをネギたちが振り返る形。同じ内容であった175時間目の続編といえる。
一つ目は巨大同人誌即売会編。
今回描写されているのは8月12日に近い頃だろう。普通コミケが開かれるのは週末だから、8月8日〜10日辺りを想定しているのかもしれない。しかし、実際の2003年夏コミC64は8月15日〜17日。一週ずれてしまっている。まあ、パラレルと考えるべきか。ネギメンバーの反応は想定どおり。問題はここに描かれていないのどかと夕映が一体どうしているのかということ。絶対にパルに借り出されて売り子とかをやっているはず。もしやコスプレを強制されているかもしれない。それで、ネギ達の前に現れないとか。一体どんな羞恥プレーをさせられているのやら…。ここはもっと突っ込んだ描写が欲しかったなあ。

扉絵の花火風景は、175時間目の花火大会ではなく、龍宮神社の夏祭りの時の様。つくづくイベントの多い学園だ。
さよちゃん人形はよちよちながらしっかりと動けるようだ。やはりこれはドールマスターであるところのエヴァの知恵らしい。地縛霊として改めて存在しているさよだが、外の世界に初めて接していくその歩みが少したどたどしいのは、どことなく感動させられる。
乳風船再びw。今回アーニャの唱えた乳の膨らむ呪文は以前ネギが明日菜にかけたものと同じ。どうやら水着の胸部分だけを密閉して空気を送り込む呪文のようだ。水着の伸縮性を大きくしたり、中身を空気より軽くしたりと、相当な高等呪文のような気がするw。だから最後には制御できなくなってしまうのか。
まき絵の新体操大会は残念な結果に。彼女ほどの身体能力ならば、ある程度総合力が無くてももう少し結果を出せそうな気もする。全国大会が決まると置いてきぼりを食らうという邪念が入ってしまったか?いや、彼女はまだ成長過程だという事で納得しよう。ねぎらう運動部組との普通の学生にあるべき心の交流が描かれているのは嬉しい。

スナイパーの日常、175時間目の正当な続編w。なんだか、真名が始めて中学生に思えた。(というか、見た目は小学生だしw。)この真名と楓二人の子供姿は後々も使って欲しいもの。
いいんちょのネギストーカー旅行wに便乗すべく集まったのは、運動部組、チア、双子、ちづ夏。他のハカセ、五月、真名の旧超組あたりはどうするのだろうか。特に、美空やザジなど魔法世界に関係がありそうなキャラが今のところ絡んできていないのが残念。別のルートで何故か潜入しているとかの展開が欲しい所だ。
それにしても、エヴァの「夢の国」という言葉は少し不穏。魔法世界はよほど不思議な世界らしい。普通とかけ離れているからこそ、想像のつかない危険があるのかも知れない。一体どんな不思議世界がまっているのだろうか。