日本大学生産工学部 桜泉祭 芸能人ライブ〜美熱〜 日本大学生産工学部津田沼校舎 24号館ステージ

朝整理券を手に入れに行ってみると、なにやら客整理に関して不穏な空気が漂っていたが、結果的には運営側の公正かつ柔軟な対応で事無きを得たらしい。結局悪いのは約束を守る姿勢すら見せない客だというのに謝罪する姿勢も大人の対応。出来るだけ多くの人に見てもらえるようにと工夫もしてくれていたようだ。無料イベントだというのに、ありがたいもの。
そんな運営にあやかって見ることが出来たのだが、おそらくこれは今年一番の、イベントの良い思い出になるかもしれない。要は、茅原実里のライブは、「あの曲」がある以上「真正面で見るに限る」という事。茅原実里の視線の範囲内で、長門の生セリフを聞く快感はそうそう無い。痺れまくってしまった。
ライブとしても、影山ヒロノブパートと茅原実里パートを交互にかなり多くの曲を歌ってくれた。二人のデュエットで「夢光年」を歌ってくれたり、アンコールでは曲を用意していなかったという事からアカペラで応じてくれたりと、出演者側も積極的。
茅原実里には、最近その歌声にほとほとやられまくっていて、それを生で聴く快感は絶品。それに、ちかごろのイベントはアニメのキャラソンを聞かせるものが少ないと思っていた中で、「正にキャラソン」といえる「らき☆すた」みなみの曲を歌ってくれ、妙に嬉しくなってしまった。そしてなにより「雪、無音、窓辺にて。」これをオリジナルセリフ込みで歌ってくれた。もう、痺れまくり。アルバムからも熱い所を選んでいてコンパクトながらも要点を押さえた構成だった。
影山ヒロノブも、普通に嬉しいドラゴンボールの定番2曲や、ギターの弾き語りなど、バランスのよい構成。二人合わせれば、充分すぎるボリュームだった。
さわやかな秋空の下のライブとしてシチュエーションも最高。本当に良いライブだった。