懐アニ vol.2 パセラ銀座店B3F BENOA

前のイベントが終わった頃に始まるイベントなので、当然少し遅刻してしまった。
懐かしいアニソンを、声優が歌うイベント。今回のテーマは1992年。
実は、私はこの手のイベントはあまり好きではない。というのも、アニソンを「懐かしむ」という行為が嫌いだから。過去のアニメは、単に懐かしむのではなく、今にどのように繋がってるか、という事にしか興味がない。懐かしんでいる暇があるほど、今のアニメは暇をくれたりはしないしw。
とは言え、出演者には興味がある。今回のゲストは福井裕佳梨小林ゆう永井真衣。そしてスペシャルゲストは石田燿子だった。お目当ては主に小林ゆう
1992年は、実はある意味今も続くアニメブームの下地が出来た年でもある。ドラゴンボールセラムンという巨大なアニメ市場が出来たおかげで、この後、今までOVAに封じ込められていた質の高いアニメがどんどんとTVへとなだれ込み、そんな市場の高まりがエヴァを呼び込むことなった。ある意味、エネルギーのマグマ溜りのような年。だから、アニメも結構マニアックかつエネルギーのある物が多い。
とは言え、そんな事とアニソンを歌うイベントはあまり関係がなくw、内容的にはプロデューサーである山本麻里安が選んだというのが納得な、とても乙女チックなものばかり。それでも、この頃のアニメのエネルギーは、女の子向けに当たりが多いということもあるので、まったく無関係という訳でもないのだが。
遅刻して事もあって、少し物足りなさを感じる所だったのだが、ある人の活躍のおかげでその思いは全て吹っ飛んだ。
その人の名は「小林ゆう」。
やはり彼女は凄い。
ひとつは、1992年の想い出として、・・・「絵」を、描いて、くれ、たのだが・・・、これがやはり凄かった。「画伯」「天才」という言葉が乱れ飛ぶ。そうやって認めて、精神を安定させないと、何かに侵食されそうなほどの「名画」だった。
そして、歌も。ちびまる子ちゃんの「走れ正直者!」を歌ったのだが、これが途中から、なんだか分からないくらいにwすごい事になっていた。あの芸はとんでもなさ過ぎるだろw。
彼女が目当てということもあったが、彼女の事しか印象に残っていない。それでも充分満足してしまった。
「懐アニ」も良いかもしれないけれども、個人的には、次の企画は「ニコソン」(ニコニコ動画で話題になっている歌を声優が歌うイベント)とかをやってくれないかな?