いいなあ、これ。本当に「よく出来ている」。アニメの面白さって、案外バランスも大事。派手派手の色使いで、いかにも「アニメだよ」という気軽さを出し、その中に居るキャラの行動原理の「軽さ」もバランスの枠内に収まっている。このお手軽な雰囲気によって一寸強引なエッチ展開も抵抗無く見る事が出来る。それでいて、例えば「モカは人間学校で迫害、つくねは妖怪学校で迫害」という二人のつながりとか、「くるむは内心義務感でやっていた」ので案外純情とか、結構「構造」をしっかりさせているので、安心して見る事も出来る。水樹奈々のＯＰ・ＥＤも併せて考えると、この調子で作って行ってくれれば、結構「化ける」かもしれない。
