魔法先生ネギま! 200時間目 それぞれの「強さ」!

うわ、「ねぎま!」カテゴリを使うのってどのくらいぶりなんだろ。本当に久しぶりだ。
そして、ついに200回記念。おめでとー\(^0^)/。
けど、この巻頭カラーって・・・書き下ろし無しじゃん。(^^;。
さて、内容の方は、やはり戦闘時の回想続きが一部と、そして新たな消息判明者が二名。明日菜と刹那の二人。これで残りは図書館の4人、格闘家二人そしてアーニャとなったわけだ。(他に来ていなければ。また、ネギ達からすれば、ゆーな達二人も未確認。)
面白い事に、ネギ達4人組であるとか、アス×セツとかって、麻帆良祭の時に印象に残っているカップリングのように思う。つまり、麻帆良祭編が予行演習だったとすれば、この魔法世界編は実践編というような感覚。とすれば、図書館の4人はやはり一緒なのだろうか。出来れば、個人的にお勧め(w)の「この×くー」で、結構ハードな状況に陥っていて欲しいのだけれど。後の三人組は間抜けな珍道中で良いから。(つーか、夕映がハードな状況に陥ると、彼女の心境描写だけで妙に重たい印象になりかねない)そして、アーニャ・楓と隊長・高畑が合流とか。けど、高畑達は元々足枷が無かったはずだから、今現在もネギ達に連絡が取れていないのは、何かの騒動に巻き込まれている可能性が高いだろう。それがパーティ発見に絡んだ事なのか、フェイト関連の事件の大元に関することなのかは不明だが。
細かい事についても。

大男の名前が判明。ラカンとは「羅漢」だろうか。仏教修行僧の最高位を意味し、金にこだわる俗物な彼とは正反対。ただ、従者的な意味合いとか、読みの解釈から荒々しいイメージもあったりと、結構通じる部分もある。
彼はパクティオーカードを持つ。それもクウネルと同じ1001番のカード。これはおそらくラカンがナギの従者であったと考えても良いだろう。
ただ、彼は紅き翼については韜晦する。おそらく、彼自身そのようなメンバーへの帰属意識そのものが薄いのだろう。だからこそ、大戦中、大戦後にも彼の姿をなかなか確認する事ができないものと思われる。
あくまで傭兵としてナギに雇われ、パクティオーも、単に便利だからという理由で傭兵雇用契約の一環との認識なのかもしれない。まあ、ネギの所に姿を現したという時点で、彼が内心どう思っているかは別だろうが。傍からはナギの友人と思われただろうし、実際にそうだったのだろう。
彼のアーティファクトについては・・・ギル・・・いや、なんでもありませんw。
けれども彼は、本人の弁によると素手の方が強いらしい。どう考えても対艦武力である「斬艦剣」よりも強い拳って、一体どこの東方不敗なんだかw。
そして、結局正式にネギを弟子として認めている。口ではなんだかんだ言っても、育てる気満々だったということだ。

  • カゲタロウ

どうやら、紅き翼に因縁があるらしい。だからこそ、ナギの姿をしたネギにちょっかいを出したのだろう。単に力を求める凶戦士というわけでもないようだ。子供と知った後は、気を失ったネギに気遣いを向けるなど、それなりの情も持っていたようだ。やはり、後々高音との繋がりがでてくるキャラかもしれない。

  • 千雨

ネギに対して怒る千雨。もちろん、個人的にネギの事を心配する気持ちも強いだろうが、彼女の怒りはその事ではないという。これは、ネギの心の在り様そのものの問題、つまり「自分の身に危険が及ぶ事には無頓着」という事について説教をしたかったのだろう。それが例えネギ自身への心配ではなくても、他のメンバーに対する影響から考えて、在ってはいけない考え方だという事。人が「人と付き合わなくてはいけない存在」である以上、自分を粗末にする事は許されないという事を言いたかったのかもしれない。まあ、どうにも説教くさい話だが、ネギのように歪んだ心を持った人間には、そんな事を言わざるを得ないという事か。

茶々丸のネギへのパンチ。誰に命令されたわけでもなく、感情の暴走によるものでもなく、あくまで自分の意志で「自分の感情のために」ネギを殴っている。新しいボディを得た後の茶々丸は、その自立性をより強めているようだ。これは、実質的には、そのテクノロジーの提供者である超からの言葉も大きいだろう。超が未来に帰る際にかけた言葉、茶々丸にとって神にも等しい存在からの「赦し」を受けて、彼女の内面は今現在も進化し続けているように思う。

  • アス×セツ

まず、この二人に関して思うことは、「成長している」という事。いや、裸を見たからという訳じゃないよw。それもあるかもしれないけどw。
二人の表情が、顔の輪郭そのものが、とても大人びている。それはまるで「女の子」が「女性」に変わろうとしているかのように。明らかに顔の書き方が変わっているように思う。
これは意図的なものなのだろうか。実質、彼女たちはエヴァの別荘でたっぷり時間をかけて修行をしたという時間経過の事実がある。しかし、ゲートポートまでの顔と、今の顔の違いは明らかだ。
ゲートポートでのネギの命のかかった戦い、その後の、自分の力で守るべき存在を「守れない」状況という精神的試練の克服を経て、彼女達の精神面の成長が現れているのかもしれない。
特に、その「成長」は、明日菜においては「戦闘力」という明確な力においても現れている。それは魔法世界という特殊な環境に、明日菜が「戻った」為におきている事でもあるようだ。明日菜は、この状況によって昔の能力をまるで「思い出しでもいるかもように」、才能を開花している。
けれども、その様子に刹那はカタストロフィを予感する。明日菜にとってカタストロフィとは、やはり「昔の記憶を思い出してしまう」ことだろう。
明日菜の記憶がアスナの記憶ならば、まず危惧すべきはガトウの死の記憶があげられる。それに、アイデンティティの問題にもなるだろう。けれども、刹那にしてみればもっと深いところで気になる事もあるだろう。対明日菜戦の際の、明日菜のバーサーク。あれは単に感情の暴走によるものなのだろうか。明日菜の正体が未だ不明瞭である以上、あのバーサーカー化は、考慮すべき事柄の一つだろう。
明日菜は、刹那にとって翼の色を最初に受け止めてくれた人と言っても良い存在だろう。それに対し、刹那は明日菜の「存在そのものの危機」に際して、それを受け止める存在となりそうだ。二人の関係は、今後もより深く絡み合っていくことになるのだろう。

その服装からすると、やはり彼女がゲートポート襲撃犯の一人と考えて良いようだ。けど、今更明日菜達を追ってきた理由は不明。単に契約が切れて趣味で追って来たのか、それとも別の目的があるのか。ともあれ、フェイト達の動向の一端が、彼女の言動で判明すると期待できる。