魔法先生ネギま! 209時間目 帰ってきたネギ!

  • まぎあれえべあ

ネギの獲得した「闇の魔法」は、やはり体内に魔力が充満しているような状況の様に思える。腕に魔法陣が発生したり、魔力が目視できるほど滞留していたり。なぜ、魔力の充満=闇なのか。ネギに適性があるのは何故かなど、結局謎な部分は残っている。これについてはもう少し妄想を繰り広げたいなあ。

  • 千雨の覚悟

千雨は、自分の覚悟としてネギの運命を背負う決意をするものの、最後の最後に決意が揺らぐ。それはネギに対する愛情が故。人が信念を持って生きるのはかっこよいが、それ以上に大切なのが情を無くさない事。男女の情であればなおさら。ネギが精神の部屋で格闘していたのと同時に、千雨もこの信念と情の狭間の決断で、精神を大いに鍛えられたことだろう。
それにしても、思った以上に千雨の心情が丁寧に描かれている。いつものネギまならば、もっと小さいコマにさりげなく書き込むものだけれども。これは、最近のネギまが「分かりやすさ」追求に変わってきたという事なのだろうか。

  • 久しぶりな人たち

フェイト一味の動向がやっと分かった。彼らの目的は魔力の対流を操る事だったようだ。その為に時間も必要だったらしい。他のゲートを破壊したのがその為だったとすると、後一つ残っている休止中のゲートがフェイト達の目的に利用されるというのは必然。つまり彼らの集まる場所はオスティア。その上、計画の時が満ちるのも丁度格闘大会の時期のようだ。状況からすると、まるで麻帆良祭の最終日に向けて物語が収束していったあの時に似ている。
想像すると、ゲートが閉じたことによりそのオスティアに巨大な「魔力溜り」が出来るのかもしれない。そして、そこに休止ゲートがあるという事は、フェイトの目的が巨大な魔力を使ってゲートを開放する事の様に思える。となれば、彼らの目的は開放されたゲートを通っての現実世界侵攻?
いや、そこに明日菜が来る事も考慮すべきか。月詠は明日菜達を監視する目的だったらしい。つまり、フェイトの計画に明日菜達が必要だという事だ。月詠が言う姫様2人は、もちろん明日菜と木乃香だが、月詠は最初明日菜を追っていた。つまり、実質必要なのは明日菜の可能性が高い。
そして、場所は廃都オスティア=旧ウェスペルタティア王国都跡だ。明日菜=アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシアだとするならば、あの技術、つまり「広域魔力減衰現象」を引き起こす「黄昏の姫御子」を発動させるのに、うってつけの地だ。魔法界全体を操って得るほどの魔力を使ってこれを発動させたら、魔法社会である魔法界にとって大いなる脅威になるだろう。
どちらにしても、全世界がかかった展開になりそうだ。その中でネギチームが活躍する為にも、個々の能力アップは不可欠だったといえるだろう。
さて、魔法界編後半に向けて、気合が入ってきたぞ!(^^)