なぜ、8月19日なのか

210時間目において、久しぶりに現実世界に居残ったクラスメイト達の様子が描写された。その描写されている日は8月19日だという。しかし、同時に描写された魔法世界のネギ達は9月9日を過ごしており、両者には差が生じている。
この両者に差が生じている理由については、既に「この後この二つの時間軸が繋がる」と推測をしているので(4/9日記)、ここでは問わない。
ここで問題にしたいのは、なぜ8月19日なのか、という事。ネギパーティが旅立ってすぐ後の日かと思ったが、実際にはもう少し経っている様だ。その理由については、推測からも一つ心当たりがある。それが正しいかを検証する為に、ネギ達が魔法世界で過ごした時間を詳しく測ってみたい。
まず、ネギパーティが麻帆良学園を旅立ったのが、8月12日。
イギリスに着いたのがエヴァ達にとって8月13日。これは、イギリスとの時差を考えると、どうやら真夜中らしい。この時のイギリスの時間は夕方であり、その次のネギ達の行動からすると、イギリスに着いた後すぐに一泊していると考えられる。その後、ネギの故郷ウェールズに着いたのも、時差の関係で8月13日だろう。
そして運命の日、魔法世界に旅立ち、着いて早々フェイト一味に襲われ、ネギパーティが魔法世界にバラバラに飛ばされたのは、8月14日。
その後、翌日の日没にネギと千雨が出会い(8月15日)、その翌日に小太郎と出会う(8月16日)。
そこから、4日をかけてケルベラスに到達したのが8月20日。この時、6日前の出来事として、ゲート爆破テロ事件が報道されている。
さらに、それから二日後にグラニクスに到着し、亜子達と出会い、格闘大会出場を決意したのが、8月22日となるだろう。
ここで、注目すべき事が描かれている。それは、龍宮隊長と高畑の二人が魔法世界にやってきた事。22日はネギ達が魔法世界に来た日から8日目であり、ゲートが約週1回繋がるという事とも、ほぼ符合する。(なお、この辺りの設定からも魔法世界と現実世界の時間の流れは同じと思われ、両者の時間速度が違う、もしくは変化した、という案は成り立ちそうに無い。)
その日までゲートは開いていて、この直後ゲートは完全に閉じてしまったらしい。つまり魔法世界と現実世界の繋がりが途切れたのは8月22日前後という事になる。
そして、現実世界の居残り組の時間は8月19日である。先に上げた推測からすると、「現実世界との魔法世界の繋がりが途切れた時点」の現実世界と、「ゲートが復旧されて両世界が繋がる時点」の魔法世界が繋がるのではないかとしている。
つまり、8月19日は「ゲートが復旧されて両世界が繋がる時点」の2・3日前という事にもなる。
ゲートの復旧は一体どのように行われるのか。それはどうやらフェイト達の行動にかかっているようだ。その時、一体何が起こるのかは、今のところ想像できない。魔法世界からの侵略が始まるにしろ、ネギパーティが穏やかに帰還するにしろ、それはどちらも居残り組にとって大事件だろう。
また、居残り組には、まだゲート同時破壊テロは伝わってはいないようだ。といっても、一般人の彼女達に直接的な表現で伝えられないだろうが。他のゲートも閉じ始め、現実世界で情報がまとまって、ウェールズに伝えられるのに数日。それを居残り組に伝えるか協議するのにも時間がかかっただろう。しかし、それはいつかは伝えられなければならない事になると思われる。
8月19日は、そんな居残り組にとって、一番平穏な時期となるのではないだろうか。
ネギ達の遭難が伝えられ、傷心しながら帰国するのに3日ほど。そして、麻帆良学園において「何か」が起きる・・・。
クラスメイト達が一同に会する時は、すぐそこまで来ているのかもしれない。(居残り組の感覚ではw)